PHD2の日本語マニュアルを公開しています。こちらからどうぞ。

個人サイト「Starry Urban Sky」もよろしく。

EdgeHD800と惑星状星雲

EdgeHD800のような、焦点距離が2000mm近い長焦点鏡での撮影となると、対象はもっぱら視直径の小さな天体になります。具体的には系外銀河や惑星状星雲ですね。特に、惑星状星雲は単位面積当たりの明るさが大きいものも多く、光害のひどい都心でも比較的写りやすい対象です。

というわけで昨夜、PHD2の試運転も兼ねて自宅前でパチリ。



2014年5月24日 セレストロンEdgeHD800(D203mm, f2032mm) SXP赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, IDAS/SEO LPS-P2-FF使用, ISO1600, 露出120秒×8コマ
ミニボーグ60ED(D60mm, f350mm)+ASI120MM+PHD2によるオートガイド
ステライメージVer.7.0で画像処理、中心部をトリミング

こと座の惑星状星雲、「環状星雲」ことM57です。

こいつは以前、ED103Sでも狙ったことがあるのですが、いかんせんf=795mmでは絶対的に焦点距離が足りず、物足りない感じは否めませんでした。しかし焦点距離が2.5倍もあれば、かなり印象は違うものです。

一方、ガイドの方についてはおおむね問題なく。ウチの環境の場合、Agressivenessをやや下げた方が良好な結果が得られました。ただ、昨夜はそれとは関係なく、星の動きと無関係にガイドがしばしば暴走。おそらくはソフトの問題というよりケーブルの接触不良のような気がします。RS-232Cと同じあのD-sub 9pinのコネクタ、斜めに傾いてても意外と刺さってしまうからなぁ…。