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色々試運転

ニュースにもなっている通り、関東は相変わらずのカラカラ陽気。晴れの日が多いのは天文ファン的には嬉しいところですが、さすがに限度というものが……( ̄w ̄;ゞ


で、2月の新月期が迫ってきたわけですが、WindyやSCWで予報を確認してみると、15日日曜の夜が天気が良さそう。明け方近くなると雲が出てきそうですが、翌日は平日ですし、むしろありがたいところです。おまけに、この季節にしては珍しく風も穏やかそうで、長焦点鏡を持ち出すにはもってこい。そこで我が家の「対系外銀河砲」、EdgeHD800を久々に引っ張り出すことにしました。目的としてはもちろん、春の銀河を狙いたいというのもあったのですが、システム面でも確認しておきたい課題が。


1つは「レデューサーとオフアキの併用」。以前取り上げたように、セレストロン純正のオフアキは消費光路長が長く、そのままではレデューサーと併用できません。そこで、分厚い「SCTアダプター」をアストロストリートの「SCT(50.8mm)メス ⇔ M48オス 変換リング」に置き換え、システムを組んだのでした。

hpn.hatenablog.com


事前のテストではどうやら大丈夫そうで、まずは一安心……というところだったのですが、その後、別件の検証で、使用している「M57→M36.4AD【7522】」の光路長の見積もりが誤っていることが発覚。



公称値通り光路長9mm*1のつもりで組んでいたものが、M42を使う場合、実際の光路長は5mmしかなかったというオチで、浮いた4mmをどこかで消費しなければなりません。ということで、上記システムで用いていた「M42延長筒(7.5mm)」を「M42延長筒(10mm)」に交換した上、厚さ0.8mmと1mmのシムリングを挟みました。これで光路長は105.3mmとなり、既定の105mm+フィルターによる光路長延長分をほぼ達成することになります*2。あとは、これで組んだシステムがうまく働くかどうか。プリズムの影などはおそらく出ないとは思いますが……。


そしてもう1つが、昨年導入した「結露防止ヒーターリング」の効果検証。

hpn.hatenablog.com


実は購入して以来、実地での検証をやっていなかったのです(^^; この日は日中が暖かかった一方で夜は冷え込み、その上風も穏やかと、結露する条件が揃いすぎています。この状況下で結露が起こらなければ、効果は十分と言えるでしょう。




というわけで、日没を待っていつもの公園に出撃。メイン鏡筒で狙うはしし座の「鼻先」にある明るく大きな系外銀河NGC2903です。この対象は、ずいぶん以前にデジカメで撮影していますが、冷却カメラ投入でどこまで化けるでしょうか……?

hpn.hatenablog.com


ところで、写真が妙に赤っぽくかぶっていますが、原因はこれ。

北側のマンションの庭に、電球色のLED街灯が増えていました。防犯のためとは重々承知ながら、せっかく公園の照明が減った*3ところでこれはガックリ来ます。なんらかの目隠しを立てることを考えた方がいいのだろうか……?


一方、サブ機の方はFRA300 pro+ASI533MC Proの組み合わせ。これでしし座のもう1つのトリプレット、M95, M96 & M105を狙います。が、鏡筒側が予想外に重くて1kgのウェイトでは足りず、延長シャフトでウェイトシャフトを伸ばしてバランスを取る羽目に。赤道儀化AZ-GTiの能力的にかなり厳しそう*4な感じですが、果たして大丈夫でしょうか……?


さて、夜が更けてくると、案の定というかなんというか、結露が始まって至るところがビチャビチャになってきます。


たまらず、PCにはポリ袋をかぶせて簡易的な結露対策。心配なのはEdgeHD800の補正板ですが……真っ先に異常を知らせるハズ*5のPHD2は、ガイド星を見失うようなことは一切なく。


念のため、子午線反転の際に補正板を確認しましたが、結露は一切見られませんでした*6。可変降圧コンバータを挟んで7Vで駆動していますが、ヒーターは無事機能しているようです。





空は毎度のことながらこんな感じ。冬型の気圧配置ではない分、空は霞みがちで、星の見え方はもうひとつスッキリしません。まぁ、いつものことですけどね ┐(´д`)┌


が、3時ごろになると事前の予報通り雲が湧いてきました。このあとは晴れてくる目はなさそうなので、ここで撤収となりました。


ちなみに、補正板は撤収時もご覧の通り。


消費電力も案外大したことなさそうですし、十分実用になりそうです。

リザルト


まずは撮った画像の確認です。NGC2903について、ASIFitsViewでオートストレッチした「撮って出し」はこんな感じ。



さすがは明るい銀河、軽くストレッチしただけで存在がハッキリ分かります*7


しかし、とにかく目立つのが激しい周辺減光。一見すると、ケラレてるんじゃないかと疑うレベルです。このレデューサー、カタログ上はAPS-Cまで対応していることになっていますが、実際に光量を測ってみるとAPS-C最外周で60%を切っているようで、なかなか厳しめです。とはいえ、フラットを当てればカバーはできる*8ので、完全に匙を投げるほどではないかなという気はします。


また、星像が周辺に行くに従い崩れていきますが、これはレデューサーの性能に加え、光軸の狂いもあったかもしれません。まぁ、これもBXTでカバーできる範囲内ではあります。


幸い、オフアキのプリズムの影は出ていないようなので、トータルのシステムとしては十分使い物になりそうです。


ともあれ、これらをダーク引き&フラット補正し、スタッキング後にGradientCorrectionで念入りにカブリ取り&SPCCで色合わせ。BXTをかけ、ストレッチしたのちに微調整を加えて……はい、ドンッ!




2026年2月15日 EdgeHD800+0.7x レデューサー(D203mm, f1422mm) SXP赤道儀
ZWO ASI2600MC Pro, -10℃, Gain100, 300秒×76
IDAS LPS-D1フィルター使用
オフアキシスガイダー+QHY5III585M+PHD2によるオートガイド
PixInsightほかで画像処理

明るさ8.8等、大きさ12.6秒×6秒という明るく大きな棒渦巻銀河で、メシエナンバーが付かなかったのが不思議なくらいの立派なものです。地球からの距離はおよそ3000万光年。


いわゆる「スターバースト銀河」に分類される系外銀河で、棒構造(バー)に沿って流入するガスによって若い星が爆発的な速度で活発に生まれ続けています*9。それを反映するように、星の原材料となる分子雲が複雑な暗黒星雲として見えており、また、腕には今まさに星が生まれている現場であるHα領域が複数見られます。


以前、デジカメで撮影した際には色彩まではなかなか捉えられず、銀河内の暗黒星雲についても構造は判然としなかったのですが、大口径鏡と冷却カメラ、画像処理の力で、東京都心からとは思えないかなり迫力のある姿になりました。今回はストレッチに、最近実装されたばかりの「MultiscaleAdaptiveStretch」を使ってみたのですが、直感的に操作できる上に破綻もしづらく、さらにどぎつくない程度に色鮮やかに仕上がるので、かなりの好感触です。系外銀河の処理はこれで決まりかもしれません。便利なツールがまた増えました。



なお、東側(左)には不規則銀河のUDC 5086が見えています。地球からの距離がNGC2903と同程度であることもあり、NGC2903の伴銀河であろうと推定されています。一方、NGC2903のすぐ南側にも銀河らしきものが見えますが、こちらはLEDA 1648681という銀河で、約4億7000万光年の彼方にある無関係の天体です。



一方、M95, M96 & M105の方ですが……ASIFitsViewでオートストレッチした「撮って出し」はこんな感じ。



銀河の存在は分かりますが、カブリがものすごいです。しかも今回は、EdgeHD800の方でLPS-D1を使ってしまった関係上、ただのUV-IRカットフィルターしか入れていません。わずかに残る蛍光灯成分含め、光害成分が100%もろに入ってきますし、バックグラウンドが上がってしまう関係上、1コマの露出も3分に制限されていますので、なかなか厳しいかもしれません。


一方で、強度的に心配していた星の追尾の方は特に問題なかったようです。風もほとんどなかったので、その意味では助かりました。


とはいえ、最終結果は処理をしないことには分かりませんので、上と同様の処理を施して……はい、ドンッ!




2026年2月15日 FRA300 pro(D60mm, f300mm) 赤道儀化AZ-GTiマウント
ZWO ASI533MC Pro, -10℃, Gain100, 300秒×109
ZWO IR-UVカットフィルター使用
ペンシルボーグ25(D25mm, f175mm)+ASI120MM+PHD2によるオートガイド
PixInsightほかで画像処理

恐れていたほど酷いことにはなりませんでした……というか、かなり良く写っている方ではないかと思います。被写体として人気の「しし座のトリオ」ことM65, M66 & NGC3628と比べると個々の銀河が暗い上、銀河間の距離がやや離れていて正直あまり人気がないのですが、奇しくもこのくらいの画角だと構図が引き締まって見えます。どれも特徴的な形をしていますし、もっと人気が出ても良さそうなものです。



M95は、中心部の棒構造とそれを取り囲むリング状の星形成領域、その外側に伸びる淡い腕が特徴的な、棒渦巻銀河です。地球からの距離はおよそ3300万光年。渦がほぼ完全にこちらを向いている「フェイスオン」の銀河なので構造がよく分かり、写真だとまるで目玉のようです。




M96は渦巻銀河ですが、腕が非対称な上、中心核が銀河の中心からわずかにずれているなど、かなり崩れた形をしています。ちょうどアットマーク(@)のようですね。M95, M96, M105などは「しし座I銀河群(M96銀河群)」という小集団を形作っていますが、この歪んだ形は、同銀河群の他の銀河から重力的な影響を受けた影響と考えられています。




なお、解像度不足でこの写真ではもうひとつ形がハッキリしませんが、M96の腕の中に左下から右上に向かって伸びるエッジオンの銀河らしきものが見えています。これは2MFGC 8391という約7億5000万光年彼方の銀河が、手前のM96の腕を透かして見えているものです。




M105(写真右)は楕円銀河です。明るさは9.8等。楕円銀河らしく、目に見えるような目立った特徴はありませんが、中心付近には太陽質量の2億倍に達する超巨大ブラックホールが存在すると考えられています。


そのすぐ近くには、同じく「しし座I銀河群(M96銀河群)」に属するレンズ状銀河NGC3384(写真左上)が寄り添っています。明るさはM105よりわずかに暗いだけで、望遠鏡でも同じ視野に入るほど近接しているのですが、M105を発見したピエール・メシャンは見逃してしまったようです。


そのすぐ下には渦巻星雲のNGC3389が見えています(写真左下)が、こちらは11.8等とさらに暗く、メシエやメシャンの時代には発見が難しかったでしょう。地球からの距離は約7000万光年と「しし座I銀河群(M96銀河群)」のメンバーの倍ほども離れていて、たまたま同じ方向に見えているだけです。色が明らかに青っぽいので、おそらくは星形成が活発な銀河なのだろうと思われます。


いずれの銀河も形がユニークで、今回は口径6cmの小望遠鏡で撮ったためか詳細がハッキリしませんが、大口径の望遠鏡でクローズアップ撮影すると楽しそうです。

*1:これも、実際には5mm + 3mm = 8mmなんじゃないかという……。

*2:できればもうあとコンマ数mmあれば完璧ですが、レデューダ―を噛ませてもF7と暗いですし、大した影響はないでしょう。

*3:そういう方針なのかトラブルなのか分かりませんが、公園内の街灯は昨年秋以来消灯したままです。少なくとも年度内はおそらくこのままでしょう。

*4:あとで鏡筒側の重量を積算したら少なくとも4kg近くありました。AZ-GTiマウントは経緯台状態での積載可能重量が5kgなので、力学的に不安定な赤道儀状態ではおそらく積載量オーバーです。

*5:結露するとガイド星の写りが悪くなるので、S/N比不足でエラーが出ます。

*6:白く見えるのは補正板が汚れてるだけw

*7:ウチの環境では、これでもだいぶマシな方です。

*8:もっとも、よほど厳密にやらない限り誤差が出るのは避けられないので、カジュアルに使うならソフトウェア的な後処理は必要になりそうです。

*9:なので若く青い星が多く、それを反映して腕が全体的に青く見えています。

多摩川右岸散歩

先週の土曜日、運動不足解消と自然分補給を兼ねて、自宅から比較的近い丸子橋から河口まで、川崎市側の多摩川右岸を歩いてきました。実は、東京側の左岸は過去に歩いたことがあるので気分を変えて……というところです。


さて、歩き始める前に、まずは丸子橋のたもとでバードウォッチング。自分が小学生の頃(40年くらい前)には多様な種類のカモ類がいたものですが……



現在は圧倒的なヒドリガモオオバンの天下。そこに若干のコガモが混じる程度で、以前多かったオナガガモキンクロハジロは影も形も見えません。オオバンは近年特に増えた印象で、なんでここまで極端に生息域が変化したのか興味深いところです。


が、右岸から遠く離れたところで、カモとは異なるシルエットを発見。



距離が遠かったので写真の姿はハッキリしませんが、カイツブリ(冬羽)にしては大きかったですし、おそらくアカエリカイツブリ(冬羽)でしょう。体形や配色的にも間違いないと思います。


このほか、アメリカヒドリと思しき姿も目にしましたが、こちらは写真に収めるには至らず。双眼鏡からカメラに持ち替える際に見失ってしまったのです。コガモなどの見間違いの可能性も大きいですし、まったく自信ないのですが、首から上の明るさや緑色の過眼線を考えるに、アメリカヒドリだった……と思いたいところです。




と、このあたりで丸子橋を後にします。この丸子橋、初代は1934年に架けられたものでしたが、現在かかっているのは2000年になって新しく架け替えられた二代目です。なにしろ初代は古かったこともあって、片側一車線で歩道も幅2.7mの片側歩道と狭かったのですが、上を通る中原街道の交通量が圧倒的に増加したこともあり、二代目は片側二車線で歩道も幅4.0mの両側歩道、と格段に広くなっています。



「かながわの橋100選」 丸子橋(川崎市中原区)より

初代丸子橋は、世田谷区側から鋼製の「トラス式タイドアーチ橋*1」が3つ連なったのち、鉄筋コンクリート製のアーチ橋が10個連なった美しい姿でしたが、その意匠を踏まえ、現在の橋は鋼製ローゼ橋*2×2+プレストレストコンクリート*3箱桁橋*4×3という構造になっています。橋に興味がなければ、架け替わったことに案外気付かないかもしれません。*5



ほどなく「東海道新幹線多摩川橋梁」(写真奥)および「品鶴線多摩川橋梁」(写真手前)を通過。



前者は「連続プレートガーター橋」……橋脚に鋼板で作った桁を渡しただけのいわゆる「桁橋」ですが、後者は「トラス橋」で、橋桁を見てもかなり凝った構造をしています。こちらは竣工したのが1928年と古いので、新旧の技術力の差が出ているとみることもできるでしょう。



多摩川橋梁を通過したのち、「多摩川緑地(下沼部地区)」から再び川面を覗きます。




中州にダイサギ、カワウ、コサギが姿を見せています。カワウは、夏場には丸子橋周辺を占領する勢いで、岸や堰の上で羽を乾かす姿がよく見られていましたが、冬場はカモ類に占領されて肩身が狭そうです。






やがて「ガス橋」に到着。元々は、東京ガスが鶴見製造所で製造した大量のガスを東京に供給するために作られた橋で、現在も橋の下にガス管が通っています(下写真でも、橋の下に水色の管が見えています)。ただ、片側一車線と狭いので、万年渋滞が発生していて、写真でも見事に車が詰まっています。



その後は、左手にグラウンドなどが広がる分、歩道が川から離れ、しばらくは単調な道が続きます。



が、次の多摩川大橋が近づいてきたあたりでドバトとユリカモメの混群(?)に遭遇。地上の餌を漁っていたようです。



ユリカモメは完全にヒトに慣れきっていて……というかナメきっていて、近づいても全く逃げる気配がありません。このふてぶてしさ、ゴミを漁る害鳥としてカラスと同類項に放り込まれるのも分かるような気がします(^^;





多摩川大橋」は一見するとアーチ橋に見えますが、平行して走る「多摩川専用橋」と重なって見えているだけで、橋本体は「ゲルバープレートガーダー橋」という比較的単純な構造です。


「プレートガーダー橋」は、橋脚に鋼板で作った桁を渡した橋のこと。そして「ゲルバー橋」は、橋脚から伸びた橋桁を途中でぶった切って、そのぶった切った中央部の桁を、ヒンジを介して両側から吊るしたような形になっています。詳しくは、このあたりが解説が易しくて参考になるでしょうか?
www.pref.niigata.lg.jp



写真でも、かぎ型の特徴的な継ぎ目(白矢印)がハッキリ分かります。




一方の「多摩川専用橋」は、東京電力とNTTが共用する送電専用橋で、アーチ橋の一種である「ランガー橋*6」と呼ばれる構造です。こちらは「専用橋」の名前の通り、人や車は通行できません。多摩川両岸の道路をもまたいでいるため、多摩川大橋より長くなっています。(多摩川大橋:435.76m、多摩川専用橋:521.4m)



多摩川はここから大きく右にカーブしていきます。



河川敷には川崎競馬場の練習馬場が。時間帯によっては実際に練習している姿が見られるようです。道路を挟んだ反対側には川崎競馬の厩舎群があり、そのためでしょうか、道路にはこんなものが。



街なかでは、まずめったに見かけない標識です(^^;




上記練習馬場のすぐ脇に立つ、ラジオ日本の送信塔。高さは111mと、東京タワーの1/3の高さなのですが、広いところにあるせいかそれほど高く感じません。中央の塔に対し、3方向から支線が張られています。



支線基部を観察。支線の繋がったパーツをナットで締め上げているように見えます。案外単純な構造のようですね。しかしもし万が一、ボルト・ナットが外れたり支線が切れたりしたら、テンションのかかった支線は……。あまり想像したくない光景です:;(∩´﹏`∩);:



さて、ここからは、川に近いところを歩きます。水面に目をやると、大型の水鳥が見えます。



カンムリカイツブリ(冬羽)ですね。案外近いところ*7を泳いでいたのはラッキーでした。



また、ここにきてようやくヒドリガモ以外のカモ類が。キンクロハジロ(中央)とホシハジロ(上)です。どちらも「海ガモ」(潜水ガモ)と呼ばれる種類のカモで、水に潜って餌を採るのが特徴です。このうち、キンクロハジロは数十年前には丸子橋のあたりにも多数いたのですが、すっかり見かけなくなっていました。旧友に再会した感じでなんとなく嬉しいです。ちなみに写真下側のはおそらくホシハジロのメスでしょう。


しかし、ここから「多摩川見晴らし公園」に至るまでの道(?)は幅が極めて狭い上、川に向かって落ち込む斜面をトラバースするような形でかなり怖いです。踏み跡が続いていたので強引に突破してしまいましたが、どう考えても正規コースじゃないんだろうなぁ……(^^;




そして3本の「六郷川橋梁」(京浜東北線東海道本線京浜急行)に到達。河川敷に沿ってこれらの橋の下をくぐっていくのはほぼ無理(東海道本線まではくぐれるけど、その先で河川敷が切れる)なので、素直に右手の道路(国道409号)に上がって橋をくぐります。



そのまま直進して京急大師線の踏切を左に曲がり、再び多摩川沿いに。そこからすぐ「六郷橋」に差し掛かります。



上を通っているのは「第一京浜」こと国道15号。構造としては典型的な箱桁橋で、特に珍しいところはありません。ちなみに、多摩川が蛇行している関係で、多摩川にかかっている橋の中ではもっとも南にある橋だったりします。





これを越えると、広々とした景色が一気に広がります。




河川敷が広い分、街なかの鳥もいて、ムクドリやスズメなどが見られます。スズメは最近減少傾向の一方、見かけても「なんだスズメか」と流してしまいがちですが、改めてじっくり見てみるとなかなかかわいいものです。




しかし、それ以外は水面も陸上もひたすらヒドリガモオオバンばかり。丸子橋からずっとこの調子なので、さすがに飽きてきます。たまにポツリポツリとホシハジロなども現れますが……他の鳥はどこに行ったのでしょうか?



まぁ、オオバンも、地上に上がったときの脚はなかなかの見ものだったりするのですが。身体と比べて不釣り合いに大きい上、水かきが立派で、知らないと結構ビビります。




やがて右手に「川崎河港水門」が見えてきます。この水門は、1918年から行われた多摩川改修工事の一環として計画、建設されたもので、竣工は1928年3月。計画はやがて川崎を縦横に走る大運河構想へと発展し、1935年には内務省から事業認可も受けています。


ところが、皮肉にも工業の発展によって運河の掘削予定地には工場や住宅が次々と建ってしまい、一方で戦争による社会体制の変化もあって計画は頓挫。1943年には計画そのものが廃止となってしまいました。


しかし水門自体は残り、1998年には国の登録有形文化財に登録されています。なお、Wikipediaによれば現在でも砂利運搬船等の出入りに使用されているそうです。



水門の頂上には、当時の川崎の名産品だった梨や桃、ブドウの彫刻があしらわれています。ちなみに、この彫刻とは直接関係ありませんが、梨の品種として知られる「長十郎」(最近すっかり見かけなくなりましたが)はこのすぐ近く、川崎市の大師河原の梨農家であった当麻辰次郎によって作出されたものです。今では工業地帯の印象が強い川崎ですが、農業が発展していた過去もあったのです。





やがて、行く手に「大師橋」が見えてきます。一見すると普通の吊り橋のように見えますが、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接繋いで構造を支える「斜張橋」と呼ばれる構造の橋です(広い意味では吊り橋の一種ではあるのですが)。


しかも、2本の塔からのケーブルで橋全体を支えているように見えますが、実はこの塔はそれぞれ片側の三車線分しかまたいでおらず、上り下りが個別の橋となっています。つまり、1本の橋を見た場合、塔の左右で橋は非対称になっていて、それをケーブルの張り方でバランスを取っているわけです。実際、ケーブルの張られ方も、塔に対して左右非対称になっています。かなり凝った構造ですが、これもコンピュータの利用により計算能力が飛躍的に上がったからこそと言えます。


なお、ケーブルが繋がっていない部分については普通の箱桁橋となっています。


また、このすぐ下流側には「高速大師橋」が川筋に対して斜めにかかっています。2023年に新旧の橋の架け替え工事が行われたのをご存じの方も多いでしょう。

www.web.nhk




大師橋を越えると、いよいよ羽田空港が見えてきます。




対岸には元・穴守稲荷の大鳥居(羽田平和の大鳥居)が。




そして、いよいよ多摩川最後の橋梁「多摩川スカイブリッジ」が見えてきます。2022年3月に開通した、多摩川で最も新しい橋です。ここから先は、細い一本道が続きます。いかにも「端っこ」といった雰囲気です。




と、なんとここで典型的な「淡水ガモ」*8カルガモオナガガモがまさかの登場。キンクロハジロ同様、これらも以前は丸子橋周辺にもいたので、ヒドリガモオオバンに追い出された形でしょうか?それにしても、こんな海に近いところにいるとは、ちょっと意外な感じです。



また、陸上からは遠いながらも、川の中央付近にはスズガモの姿も。捉えたときはスズガモかどうか自信が無かった(日の当たり具合によってはホシハジロの頭が黒っぽく見えているだけの可能性もあった)のですが、嘴の色や背中の羽色からほぼ確実でしょう。


そして、「多摩川スカイブリッジ」から600m少々。ついに……




多摩川河口に到着です!




本当の本当に端っこからの風景。遥か沖合には羽田空港のD滑走路が見えています。



右手には多摩運河が伸びています。多摩運河を渡った先の浮島には「川崎区市民健康の森」(浮島町公園)というのがあって、さらに東側の風景を望むことができるのですが、そこまで行くともはや「多摩川」ではありませんし、終点はここということで良いでしょう。



しばらく風景を楽しんだのち、帰路につきます。帰りは最寄りの京急大師線小島新田駅から。来た道を引き返し、途中から「川崎キングスカイフロント」の中を突っ切って浮島通り(国道409号)に出ます。



路肩には工業製品を運ぶための線路が走っていて、独特の風情があります。線路沿いの「京浜工業団地」の文字も萌えポイント(笑)


と、やおら踏切の警報機が鳴り始めました。何が走ってくるのかと待ち構えていると……



神奈川臨海鉄道浮島線のディーゼル機関車DD5516が、多数のタンク車を牽引して現れました。「鉄分」の少ない自分ですが、こういうのを見ると、やはり気分が上がります。最後にいいものを見させてもらいました。



結局、今回見られた鳥は

スズメ、シジュウカラハシブトガラスメジロツグミムクドリハクセキレイ、ドバト、キジバト、トビ、カワウ、ダイサギコサギ、ユリカモメ、オオバンヒドリガモアメリカヒドリ(?)、コガモホシハジロキンクロハジロ、スズガモ、カルガモオナガガモ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ

の計25種(うち疑問種1種)。街なかの探鳥にしてはまずまず悪くない結果でしょうか。




そして今回の歩行距離は約18km。まぁまぁいい運動になりました。

*1:弓のように、アーチの両端を引張部材(タイ)で結んだ構造の橋。

*2:タイドアーチ橋の一種で、タイに相当する部分(補剛桁)に剛性を持たせ、アーチ部分と力を分担する構造の橋。

*3:"prestressed concrete". あらかじめ圧縮応力を加えたコンクリート材のこと。

*4:箱状の構造物を橋桁として用いた橋。

*5:自分も普段通らない上に、D論でクソ忙しかった時期でもあり、「言われてみればそんな工事もあったような……」くらいの認識でした(^^;

*6:前述の「ローゼ橋」と似ていますが、この形式の橋の場合、補剛桁がより太く強くなっていて、アーチは補助的な役割を果たすにとどまります。

*7:それでもそこそこ遠いけど。

*8:主に、波の静かな内海や湖沼、川などに生息するカモ。逆立ちをするように水中に首をつっこんで餌を採るのが特徴。

命をかけて飛び出せば……

1月中旬、いよいよ今年最初の新月期がやってきました。天気予報を見る限り、新月直前の週末、1月16~17日ごろは快晴になりそうな感じ。「よ~し、撮るぞ~!」と手ぐすね引いて待っていたのですが……なんとその16日に、父親が昔の仕事仲間と新年会の予定を入れてしまい、家を離れられなくなってしまいました。


仕方がないので他の日を探ると、13日の火曜の夜が快晴になりそう。この夜の月出は、日付が変わって翌14日の午前3時ごろ。それまでに撮影が済めばOKなわけです。その観点で撮影に向いた天体を探し……いっかくじゅう座~おおいぬ座にある「カモメ星雲」を狙ってみることにしました。この場合、普段撮影している位置からだと20時ごろから撮影が可能となり、月が昇る翌日3時ごろには20度くらいまで高度が下がります。高度が下がると光害の影響が極めて大きくなるので、頃合いとしてはちょうどいい所でしょう。


実はこの天体、デジカメ時代の2016年、2019年に加え、冷却カメラ導入後の2022年にも撮影を試みています。ところがこの時は、南側にある強烈なLED照明のおかげで像に妙なムラが発生し、仕上げを断念した経緯があります。

hpn.hatenablog.com


しかし幸い(?)なことに、問題の照明は昨年来、故障なのか運用停止なのか夜間でも点灯していない状態が継続。南天低めの天体を狙うにはうってつけの状態です。



というわけで、平日ですが13日の夜に強行出撃。この日持ち出したのは「BORG55FL+レデューサー7880セット」および先日レビューしたばかりのFMA135。前者にはL-UltimateとASI2600MC Proを取り付け、ナローバンドで「カモメ星雲」全景を狙います。一方、後者には従来型光害カットフィルターのLPS-D1とASI533MC Proを装着。これでモザイク撮影を行うことで、前者の撮影範囲をカバーする狙いです。




一応、事前の見積では「BORG55FL+レデューサー7880セット」+ASI2600MC Proの画角(ピンク)に対し、FMA135+ASI533MC Proの画角二面(青、緑)でカバーできるはずです。それぞれの面について、撮影時間が単純にASI2600MC Pro側の半分になってしまいますが、これは仕方ないでしょう。


このモザイク撮影により、恒星の写り(特に色)をカバーするとともに、あわよくばナローバンドが苦手とする反射星雲を捉えてブレンドするつもり。ただ、単純に考えても、超光害地でのモザイク撮影は背景レベルを揃えるだけでも至難なのは間違いなし。最悪、恒星の抽出だけでもできればOKとしましょう。


この夜の空の状態はもうひとつ。都心とはいえ、冬場ならもう少し星が見えてもいいところですが……。とはいえ、スマホを見ていたら16~17日にかけて季節外れの黄砂がやってくるという話だったので、タイミング的にはまだよかったのかもしれません。


撮影自体は順調に進行。先日、赤道儀化AZ-GTiが謎の操作不能に陥る事態が発生しましたが、原因が子午線反転がらみだと分かったので、対象が子午線に差し掛かる直前に追尾・撮影を停止。子午線通過後に意図的に反転動作を行うことで回避しました。


そして月出の時刻である3時ごろ、対象高度が20度を切ったあたりで撮影終了です。はてさて、どうなることやら……。


画像処理


さて、今回は異なる鏡筒間で撮影した結果を統合しなければならない上、一方はモザイク合成までしなくてはなりません。当然、歪曲収差の影響は無視できないでしょう。「ステライメージ」をメインで使っていた頃なら頭を抱えるところですが、今はPixInsightという強い味方がいます。ちゃんと歪曲収差を補正する手段があるのです。


手順については、そーなのかーさんのこちらの記事を参照のこと。要はプレートソルブの際に歪み量を計測しておき、星図上の星の配置を基準に補正する……という手順になります。

so-nano-car.com


バージョン違いにより、現行のものと表示が多少異なる部分がありますが、おおよそ推測はつくでしょう。


こうして歪曲を補正した上で、処理を進めます。まずナローバンドの方ですが、こちらは簡単です。「カモメ星雲」のあたりは残念ながらMultiscaleGradientCorrectionがカバーしている範囲外ですが、従来のGradientCorrectionでカブリを除去。強調処理を行います。


さて、問題は光害カットフィルターを使ったものの方です。同様にカブリを取って処理を進めていきますが……


……あ、ダメだ、これorz


「カモメ」の上に明らかに不自然な赤い色ムラが現れています。たしかに、このあたりには淡いHα領域がありますが、ここまで濃くはないはずですし、形も変です。おまけに、上部には怪しげな明るいバンドまで……。なんらかのアーティファクトか、迷光の影響と考えた方がいいでしょう。FMA135についてはフードを延長していないので、少なくとも後者の可能性は考えておくべきかと思います*1 *2


そしてモザイク合成した結果は……


一見うまくつながったように見えますが、背景が均一ではなく継ぎ目がハッキリ分かってしまいます。おまけに、期待していた反射星雲の写りも今ひとつ。ナローバンドに比べて露出時間が半分というのが効いていそうな気はします。しかたがないので、こちらは恒星像だけ利用することにしましょう。


リザルト


最終的な仕上げとしては、ナローバンド画像を基準に上記モザイク画像を位置合わせしたのち、StarNet2で恒星を抽出。一方のナローバンド画像は、同じくStarNet2で星消し画像を作成したのち、SilverEfexの「高ストラクチャ(強)」で淡い部分を強調します。最後に前者の恒星画像を合成して……はい、ドンッ!




2026年1月13日
【カラー画像】
FMA135(D30mm, f135mm) 赤道儀化AZ-GTiマウント
ZWO ASI533MC Pro, -20℃, Gain100, 180秒×60コマ×2, IDAS LPS-D1フィルター使用
ノーブランドCCTVレンズ(f25mm, F1.4)+ASI120MC+PHD2によるオートガイド

【ナローバンド画像】
ミニボーグ55FL+レデューサー0.8×DGQ55(D60mm, f200mm) SXP赤道儀
ZWO ASI2600MC Pro, -20℃, Gain300, 300秒×72, Optolong L-Ultimateフィルター使用
32mm F4ガイドスコープ+ASI120MM+PHD2によるオートガイド

PixInsightほかで画像処理

トータルとしてはまずまず悪くない感じでしょうか。淡いHα領域までしっかり写っていますし、「カモメ」の翼の内側が白っぽくなっているあたりは、おそらくOIIIも豊富なのでしょう*3。ここまで強調してしまうと、色も相まって「カモメ」というより火の鳥といった感じですが(笑) *4


それにしても、ずいぶん以前にデジカメでチャレンジした際には淡くてロクに写らなかったのに、さすがはナローバンドフィルター&冷却カメラの威力です。

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意外だったのは反射星雲も案外よく写っている点で、星雲成分についてカラー画像のブレンドを諦めた理由の1つでもあります。しっかり露出を与えれば、ナローバンドでも写るのですね……。


ちなみにこの星雲、日本だと「わし星雲」と言ったりもしますが、英語表記が"Seagull Nebula"(カモメ星雲)ですし、へび座にあるM16(通称:わし星雲)と紛らわしいので、やはり「カモメ星雲」と呼んだ方がいいように思います。




アノテーションを入れた結果がこちら。「カモメ星雲」自体、散光星雲や反射星雲、散開星団などを含む複合天体で、部分部分に様々な名前がついています。よく、カモメ星雲のカタログ番号としてIC2177が挙げられますが、IC2177は正確にはカモメの「頭」に相当する部分だけです。メインとなる翼の部分はSh2-296となります。左下には「トールの兜」ことSh2-298が一部見えていますね。




IC2177のアップ。この星雲を輝かせているのは中央にあるHD 53367という星です。この星は「ハービッグAe/Be型星」という発生途上の星で、普通の恒星が水素の核融合で輝くのに対し、まだその段階に達しておらず重力収縮をエネルギーとして輝いています。




翼の中ほどにあるNGC2327。まれにカモメ星雲のカタログナンバーとして紹介されることもありますが、正確には中央のこの小さな反射星雲を指します*5。赤く輝く星雲自体は肉眼ではほとんど見えないため、一見地味なこうした天体がピックアップされたのでしょう。




そのすぐ西側にあるSh2-293(右)とSh2-295(左)。どちらも中心の星(Sh2-293:HD 52721, Sh2-295:HD 52942)が水素を電離させて輝いています。また、どちらも反射星雲に取り囲まれていて、それはこの写真でも確認できます(vdB 88とvdB 90)。特に左側のvdB 90は明るく、分かりやすいです。ナローバンドでもこんなにハッキリ分かるとは驚きです。




反射星雲といえば、興味深いのはこのvdB 95。中心にあるHD 53974という星の前面に、明らかに衝撃波面(バウショック)が見えています。これは、HD 53974が猛烈な速度*6で宇宙空間を突き進んでいるため、HD 23974からの恒星風と星間物質とが相互作用を起こしているのです。このような星は「逃走星」(Runaway star)といい、連星系の一方が超新星爆発を起こしたときに、もう一方が吹き飛ばされて移動を始めるのです。


Fernandesら*7によれば、このような逃走星はカモメ星雲周辺にHD 54662、HD 53974、HD 57682と3つ確認されており、その経路を過去にたどるとLBN 1038があるあたりに集中するとのこと。また、逃走を開始した時期はそれぞれ約600万年前、約200万年前、約100万年前となります。


つまり、過去にこのあたりにあった星団内で次々に超新星爆発が起き、その時に吹き飛ばされたガスがカモメ星雲などを形作っている可能性があるわけです*8。実際、カモメ星雲周辺の輝くガスの分布を見ると明らかに楕円を描いていて、なんらかの爆発の結果なのだろうという推測には納得がいきます。


不思議なのは、一般に散光星雲を輝かせる原因となるO型星やB型星がカモメ星雲内に少ないことで、星雲近傍のO型星やB型星からの放射エネルギーを全部合わせても、星雲のガスを電離させるのに必要なエネルギーの30%ほどしかありません。


では残りのエネルギーはどこから来るかですが……超新星残骸の場合、空間を広がっていく衝撃波が星間物質と衝突し、断熱圧縮を起こすことで星間物質が高温になってX線を発するようになります。このX線がガスを電離させ、星雲として輝いているようなのです。ただ、この加熱された星間物質は徐々に冷えていきますし、熱や衝撃波で星の生まれるきっかけを作るO型星もこの星雲内には少ないので、カモメ星雲は「星形成領域」としては終わりに近く、いずれは輝きを失って見えなくなっていくのでしょう。

*1:公園南側の強烈なLED照明がなくなったのは確かですが、公園内にはそれ以外にも光源がいくつもあります。

*2:後掲のモザイク合成の結果を見ると分かりますが、2コマ目の方も、色こそないもののほぼ対象の位置に似たような明斑が見られます。偶然にしてはできすぎですし、地上の光源が影響しているとすれば納得はできます。

*3:SvbonyにOIII-SIIフィルターを返却してしまったので確かめようがありませんが。

*4:はい、タイトルの意味分かりましたね?(50代以上限定)www.uta-net.com

*5:NGCカタログの編纂者の1人、ドライヤーは「かなり明るい二重星。小さく非常に淡い星雲が周囲を取り巻く」(pretty bright double star. involved in small, very faint nebula)と書き残しています。

*6:視線方向の速度で秒速31km。

*7:https://www.aanda.org/articles/aa/full_html/2019/08/aa35484-19/aa35484-19.html

*8:オリオン座にある「バーナードループ」なども、過去に発生した複数回の超新星爆発の結果だと考えられています。