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ビデオカード新調

しばらく天体撮影できなかったこともあって、先日、ストレス発散とばかりにメインマシンのビデオカードを入れ替えました。

これまで使っていたのはGeForce GTX 460を搭載した、ECSの「Black GTX 460」(NBGTX460-1GPI-F)。現在使用中のケース(Antec Solo)に挿せるビデオカードの長さが22〜23cmほどに制限されるというあたりから選んだカードですが、そろそろ5年がたちますし、いい加減換え時かと。

使っているソフトの関係上、使えるGPUGeForce系の一択なので、あとは単純にカード長と消費電力、価格の問題だけです。現行のGeForce系で考えると980系はサイズ的に論外。970はGIGABYTEでカード長の短いモデルが出ていますが、価格が4万円ほどもします。となると自然、960ということになります。

GeForce GTX 960を搭載したカードは各社から出ていますが、カード長が短めのモデルとなると、メーカーとしてはASUSGIGABYTEZOTAC、ELSAといったあたりが出しています。これらの中から性能と価格などを比較検討した結果…



ASUSの「STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5」を捕獲。アキバにて2万円台中盤で売っているのを見つけたので、まずまずお得だったといえるでしょう。GPUはベースクロック1228MHz(ブースト時1291MHz)にオーバークロックされていますが、加えてこの製品の場合、メモリも7200MHzにオーバークロックされているのが特長(標準は7010MHz)。GeForce GTX 960はメモリ帯域に弱点を抱えているので、心強いところです。



補助電源はPCIe 6pinが1つだけ。Black GTX 460がPCIe 6pin×2を必要としていたことを考えると、これだけでも省電力効果がありそうです。また、ソケットがカードの長手方向ではなく横腹についているのは、カード長に制約のある環境では助かるところ。



装着してみると、クーラーの厚みが左のBlack GTX 460に比べて薄く、占有するスロットが減っているのが分かります。今のところ、新たに何かカードを挿す予定もないので関係ないといえばないのですが、精神衛生上いい感じです。

ベンチマークを走らせてみると、3DMARKを含めスコアはおしなべてGeForce GTX 460の2倍以上。消費電力が減っているにもかかわらずこれなのですから、技術の進歩は大したものです。