PHD2の日本語マニュアルを公開しています。こちらからどうぞ。

個人サイト「Starry Urban Sky」もよろしく。

AMD、800SP搭載のRadeon HD 6790を発表

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110405_437363.html
HD 6000番台のミドルレンジGPUが登場。コア自体は上位のHD 6800番台で使われているBartsと基本的に同じで、SIMD数を10基に削減したものになります。直上のHD 6850と比較すると、SIMD数が12基から10基になる一方、性能の低下を補うためか、コアクロックは775MHzから840MHzへ、メモリクロックも1GHzから1.05GHzへと微妙に向上しています。肝心の性能は、各所のベンチマークを見る限り、AMDの狙い通りHD 5770とHD 6850のちょうど中間に収まっている模様。また、対抗馬と目されるGeForce GTX 550 Tiを多くの場面で上回っていて、その意味では悪くありません。しかし問題は電源周り。ミドルレンジのクラスで6ピン×2を要求するのは少々問題で、上位であるはずのHD 6850より電源への要求が厳しくなってしまっています。カード長もミドルレンジにしては長く、これも敷居を上げてしまっています(どうやらHD 6870の基板を流用しているようです)。おそらくサードパーティーからは6ピン×1で動くようにしたモデルや、オリジナルの基板でカード長を縮めたモデルなどが出てくるでしょうけど、もしこのチップを狙っているのならそうしたカードが出てくるのを待ったほうがよさそうです。