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ガイドシステム仮組

さて、ガイド鏡も新しくなったところで、ガイドシステムを仮組してみます。

絶対重量を軽減し、モーメントも低減させる組み方となればこれしかありません。


撮影鏡筒の下にガイド鏡をくっつける、いわゆる「コバンザメ方式」です。

ドブテイルバーが大型なだけにアリミゾも大きく、位置調整の余裕はほとんどなし。ガイド鏡後端と赤道儀とのクリアランスが本当にギリギリでしたが、なんとか収まってくれました。前後バランスもばっちりです。


でも、側面にガイドポートやUSB端子が出ているASI120MMだったからよかったものの、後方に端子があって縦長のLoadstarだと、この配置は難しそうです。


鏡筒を留めているアリミゾはいずれも「★COSMO工房」製。撮影鏡筒の方はダブルクランプタイプのワイドアリミゾ、ガイド鏡の方はワイドアリミゾの標準品をベースに、35mm間隔でM8のタップを切ってもらった特注のアリミゾで固定しています。

やや不安があるとすれば、ガイド鏡を留めているユニバーサル鏡筒バンド。ガイド鏡自体のバランスはトップヘビーである一方、鏡筒バンドの内側にはやや厚めのフェルトが貼られているため、ガイド鏡が「お辞儀」をしてしまう可能性があります。問題が出るようなら、フェルトをはがしてプラ板を貼りつけるなり、鏡筒バンドをもっとしっかりしたものに交換する必要が出てくるでしょう。