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今夜の木星

空が若干霞みがかっていたけど、逆に空気はそこそこ落ち着いていそうだったので、宵のうちに木星を撮影してみました。機材はいつもの通り。前回認識させるのに難航したASI120MCは、今回は何事もなく一発で認識しました。こないだのはなんだったんだろうか…。



2014年3月9日20時14分 セレストロンEdge HD 800+Meade 3x Ultra Xtender(D203mm, f6096mm) SXP赤道儀
L画像:ZWO ASI120MM, 1/40秒, 40fps, 3400フレームをスタック
RGB画像:ZWO ASI120MC, 1/40秒, 40fps, 3200フレームをスタック

今回は、Autostakkert!2でスタッキング→Registax6によるウェーブレット処理の後に、ステライメージ7で最大エントロピー法による画像復元をかけてみました。縞の細部がだいぶ浮き上がってきたと思います。

ただ、これだけ色々と強調処理を行うと、大気差による色ずれがかなり目立ってきます。RGB画像については、一応Registaxの方である程度は補正してあるんですが、それでも不十分なようです。最終的にはウェッジプリズムを使い、撮影の時点で補正しないとだめなのでしょうけど、使いこなしを含め、かなり難易度が高そうです。

あと、右手に写っているのは四大衛星の1つガニメデですが、わずかに尾を引いたように写ってしまっています。これは光軸があっていない証拠。きちんと調整しないとダメですね(^^;