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オートガイダーその後

先日、突如USBデバイスとして認識できなくなった「Lodestar改」ですが、販売店にチェックに出していたところ「異常なし」との連絡が。「そんな馬鹿な」と思って店に引き取りに行きましたが…確かに異常なく動く。う〜ん…???

たまに自作PCでも、動かないパーツが数日放ったらかしておいたらなぜか動くようになった、なんてことがあるので、その類でしょうか。ともあれ、ちゃんと動くなら文句ないわけで、引き取ってきました。で、週末うまいこと晴れたので、久々に撮影。



2012年9月8日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXD赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3(ISO800) 露出60秒×4コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

こと座の惑星状星雲「ドーナッツ星雲」ことM57。都心でも思った以上によく見え、よく写ります。ただ、惑星状星雲のご多分に漏れず、視直径は小さいですね。上のは中心部をトリミングしたもので、Kiss X5の1800万画素が生きた形ですが、それでも焦点距離795mmのED103Sではやや荷が勝ち気味の印象。惑星を見たり撮ったりするときも思うけど、やっぱりカセグレン系の長焦点も1本ほしいなぁ…。


2012年9月9日 ビクセンED103S+レデューサーED(D103mm, f533mm) SXD赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3(ISO400) 露出90秒×12コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

下弦の月が昇ってきていたけど無理やり撮ったM31。さすがに明るいだけに、伴銀河のM32(下)、M110(右上)ともども月明かりに負けずよく写ります。暗黒帯がなかなかの迫力。とはいえ、淡い腕の部分は月明かり+光害でさすがに厳しいですね。データとしては写ってないことはないんですが、現時点でもすでに怪しいのに、これ以上強引な画像処理をすると確実に破綻するので。ちなみに処理前の画像(1コマ分)はこんな。空の明るさに泣きたくなります(T_T)



できればもっと露出時間を伸ばしたいところですが…月明かりがなかったとしても都心でどこまでいけるか。そのうちまたチャレンジしてみたいですね。

さて、肝心の「Lodestar改」の状態ですが、ほぼ異常はなさそうです。ただ、撮影途中で2回ほどPCがハングアップ。原因がLodestarにあるのか、接続していたデジカメにあるのか、はたまたPC自体の問題か…。撮影中、特にUSBポート付近を中心に、PCがかなり熱を持っているのは確かなので、熱暴走の線はあるかもしれません。使ってるのがファンレスのLet'snote R5なのでなおさら。こっちも新調しないとダメかなぁ…?