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年末の撮影

今年の年末はちょうど新月期。天気も良く、風も比較的穏やかで絶好の撮影日和が続きます。

というわけで、まずは先日の馬頭星雲の撮り直しから。前回は絶対的に露出が不足していたので、とにかくこれを伸ばします。これでそこそこの絵が撮れれば、年賀状にも使えるでしょう。



2013年12月29日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXP赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, IDAS/SEO LPS-P2-FF使用, ISO1600, 露出150秒×28コマ
ガイド鏡(D60mm, f540mm)+Lodestar改+PHD guidingによるオートガイド
ステライメージVer.7.0で画像処理

というわけで、撮れたのがこれ。印刷しても映えるように、ちょっと派手目に色を出しています。修正がキツい分、さすがに粉っぽさは感じますが、都心でこれだけ写ればまずは上出来でしょう。


翌日は、深夜にちょうどいい高さに昇ってきていたM81とM82のペアを撮影。これは今年の春にも撮影していて、そのときより露出を長めにとってM81の腕の淡い部分もあぶりだすつもりだったんですが…



2013年12月30日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXP赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, IDAS/SEO LPS-P2-FF使用, ISO1600, 露出120秒×19コマ
ガイド鏡(D60mm, f540mm)+Lodestar改+PHD guidingによるオートガイド
ステライメージVer.7.0で画像処理

低温のためか、赤道儀駆動用のバッテリーが早々に干上がって強制終了の憂き目に。それでも、前回撮影時に比べて数倍の露光量があるはずなんですが、写りは期待したほどではなかった感じです。腕が相当淡いということなんでしょう。