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惑星撮影システム Ver.2019

先日、待ちに待っていたものがようやく届きました。

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光映舎のM48P0.75オス~M57P0.75オスの変換リング(型番2882505)です。光路長は5mm。年末年始を挟んだので納期はそれなりにかかりましたが、非常に丁寧なつくりで満足感があります。価格も4600円とリーズナブルでした。


で、これをどうするかというと、ああしてこうして……こうじゃ!

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はい、なんか変なオタマジャクシが出てきました(笑)


分かる方は分かると思いますが、これ、惑星撮影システムです。構成は↓こんな感じ。

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大気分散補正用可変ウェッジプリズム(ADC, Atmospheric Dispersion Corrector)として、昨年まではZWOのものを使っていましたが、使い勝手に不満があったので今年からPierro Astro社のADC MK3に変更することに。で、これの接続のためにM48~M57の変換リングが必要になったというわけです。


接眼部以降をボーグのパーツによる外骨格で支え、バローレンズは力のかからない内側に内蔵するという基本構造自体は昨年までのものと同様。ADC MK3の場合、両端の接続規格がそれぞれ異なるため、結果として逆接続アダプタである「M57→M57ADIII【7459】」が不要になりました。その他、回転アダプタを省くなど、構成の簡略化を図っています。


明け方の空に木星も昇るようになってきましたし、今シーズンはこの構成で戦ってみようと思います。