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第1話終了時点感想

ぼつぼつ1月開始のアニメの第1話が放送され始めましたので、以下、第1話終了時点での感想を簡単に。個人的には、今のところ、大きなハズレはない感じかな?

IS<インフィニット・ストラトス

開始早々の派手なロボットバトルは、十分に目を引くだけのものがありなかなか。で、これをツカミとして本編に入っていくわけですが…テンプレ気味のキャラクター造形を含め、いわゆる「ハーレムアニメ」のお約束どおりの展開。第2話では、多分、高飛車留学生が主人公に負けて一転…ということになるんだろうなぁ、というのも容易に想像がつきますね。一方、主人公の特殊な立ち位置、世界の設定等は一通り押さえてあり、よく言えば基本に忠実で分かりやすい、悪く言えば平凡でありきたりな第1話だったかと。
ただ、昨今、「時系列シャッフル」など奇を衒いすぎていて、視聴意欲をそいだり、無用な混乱を招くだけの第1話が多いので、その意味では「基本に忠実」は一応の評価はできますね。この「普通のこと」ができていないアニメがいかに多いことか…。女の子たちはかわいく描けていたし、第1話としてややアピール度には欠けるけど、これから面白くなってくるといいなぁということで、視聴継続。

夢喰いメリー

画面の構成やBGMで、夢の不条理感、不安定感を出すのにはある程度成功していたとは思うけど、引きの弱い第1話。上のISと違って具体的な説明はほとんど省かれているけど、主人公が夢に関する特殊な能力を持っていること、メリーが元々夢の世界の住人で、現実世界から夢の世界に帰りたがっていることは最低限伝わるので、そこはOK。むしろ、下手に説明ゼリフ並べられるよりはよほど上手で、そこはいいと思うのだけど…メリーと主人公の絡みがちょっと弱いかなぁ。後半でメリーが主人公を助けに入るのだけど、ここの動機が不明確。たぶん「助けに入った」のは結果論で、メリーとしては夢の世界に帰るための手がかりがほしかっただけなのだろうけど…そのせいで余計に主人公との関係性の薄さが目立つことに。例えば、主人公の能力を知った上でメリーが接触…とかだったら分かりやすかったのだけど、そういうわけでもなさそうだし。バトルも単純な肉弾戦で、攻守ともにイマイチ魅力に欠ける印象。せっかく夢の中(?)なのだから、非現実性を生かした、もうちょっとヒネッた戦い方があってもいいような気がします。
丁寧に作っている印象はあるので、もうしばらく様子見で。

GOSICK

原作未読だけど、あの桜庭一樹原作なので、まぁ、ひどいハズレはないだろうと予想して。で、実際のところ、やや駆け足気味の感はあるけれど、十分合格点なデキかと。いわゆる「安楽椅子探偵」であるヴィクトリカの、ある種アンバランスな魅力もよく出てましたし。事件はまだまだ序章も序章のようなので、この先の展開に期待しつつ視聴継続。某推理モノアニメみたいに、手品まがいの無茶苦茶なトリックとか頻発しないといいなぁ(ぉ

魔法少女まどか☆マギカ

新房昭之虚淵玄蒼樹うめという組み合わせで「魔法少女もの」という、一歩間違うとコーヒーにわさびを混ぜるような暴挙になりかねない作品ですが…ほのかにダークさの漂う世界観と蒼樹うめデザインのキャラクターのミスマッチさが不思議な魅力に。主人公たちを助けた側が、どうも単純に「正義の味方」とか「いい人」っていうわけでもなさそうで、適度に「胡散臭い」あたり、続きが非常に気になるつくりです。文句なしに視聴継続。
しかし、これ…一部で言われているみたいに、本当に「ひだまりスケッチ」ならぬ「血だまりスケッチ」になりかねないかもなぁ( ̄w ̄;ゞ