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今夜の木星

今日は職場が休み(大学入試でキャンパスに入れないため)だったので、宵のうちに久々に木星を撮影。気圧配置的には、移動性高気圧に覆われて比較的気流が落ち着いていそうな感じだったので期待が持てます。

しかし、いざ撮影というときになって、カラーカメラであるASI120MCがPCに接続しても認識されず。幸いただの接触不良だったみたいで、何回かケーブルを抜き差ししているうちに認識しましたが、中華製の安物だけに油断なりません(^^;



2014年2月25日19時36分 セレストロンEdge HD 800+Meade 3x Ultra Xtender(D203mm, f6096mm) SXP赤道儀
L画像:ZWO ASI120MM, 1/40秒, 28fps, 2000フレームをスタック
RGB画像:ZWO ASI120MC, 1/40秒, 28fps, 2000フレームをスタック

というわけで、ひとまず軽く仕上げてみました。動画のキャプチャーはFireCapture 2.3を使用。スタッキングはAutostakkert!2で行い、ウェーブレット処理をRegistax6、LRGB合成をStellaImage7で行っています。スタッキングとウェーブレット処理を分けているのは、なぜかRegistax6だとうまくスタッキングできないせいで、撮影時もしくはスタッキング時のなんらかのパラメータの影響ではないかという気がしています。ただ、スタッキング処理についてはAutostakkert!2の方が圧倒的に速い*1ので、特に不便は感じません。

撮影結果ですが、確かに昨年12月に撮影したものに比べるとはるかにマシな写りで、気流の影響の大きさを痛感します。とはいえ、撮影途中に強めの風が吹いた瞬間などもあり、画像処理方法を含め、もう少し追い込めそうな気はします。

*1:おそらくマルチコアへの最適化度合がRegistax6より高いため