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最近の撮影

昨年は何かの呪いかと疑うくらい週末に限って天気が悪く、そのうえ上記のように体調が悪かったこともあってちっとも天体写真が撮れなかったのですが、先週末、今週末と久々に月明かりのない時期に晴れたので、ここぞとばかりに色々と撮影していました。



2013年2月11日 ビクセンED103S+レデューサーED(D103mm, f533mm) SXD赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, ISO800, 露出90秒×15コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

まずはしし座の銀河、M95(右下)、M96(中央下)、M105(左上)のトリオ。星座絵でししのお腹のあたりにある銀河で、いずれも「しし座銀河群」に属する銀河です。写真左上のM105の左側には、NGC3384とNGC3389という2つの銀河が寄り添っています。

この日は晴れていたものの空気の透明度が悪く、露出をかけた割に写りがあまりよくありませんでしたが、それでもM95がこちらに正面を向けている典型的な棒渦巻銀河であることや、M96の暗黒帯などは見て取れます。



2013年2月11日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXD赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, ISO800, 露出90秒×10コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

お次はおとめ座の「ソンブレロ星雲」ことM104。見かけの大きさが小さいので中央部をトリミングしてありますが、特徴的な暗黒帯がはっきり分かります。個人的には最も好きな銀河の1つです。

しかし、このあたりの銀河はいずれも視直径が小さく、なかなかの難物です。惑星撮影用も兼ねて、長焦点のカタディオプトリック系の望遠鏡が欲しいところですが…うぅむ。



2013年2月17日 ビクセンED103S(D103mm, f795mm) SXD赤道儀
Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3, ISO800, 露出120秒×7コマ ステライメージVer.6.5で画像処理

こちらは昨夜撮影した、おおぐま座のM81(下)とM82(上)。しし座やおとめ座あたりの銀河と比べると見かけの大きさが大きく、明るさも上なので比較的撮りやすい対象…のはずなんですが、撮影場所(自宅)の北側10km圏内には渋谷・新宿があり、光害で壊滅的な空。自分で撮っておいて言うのも難ですが、よくまぁ写ったものだと思います(^^;