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Intel、6シリーズチップセットに不具合、リコールへ

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424059.html
鳴り物入りで登場したSandyBridgeと組み合わせる「6シリーズ」チップセットに不具合発覚で全品リコールとのこと。問題となった不具合は、SATA 3.0Gbpsポートにおいて、使っているうちに速度が低下してくる可能性があるというもので、AnandTechの記事によれば、3年で5〜15%程度にこの症状が出るだろうとのこと。原因はSATAのPLLに使われているトランジスタに問題があるためとのことで、ハードウェア上の問題のため、ファームウェア等での修正は不可能→リコールした上で、修正版を生産という判断になったようです。すぐに症状が出るわけではなく、さらに症状が出るかどうかは確率的な問題ということを考えると、(不誠実だけど)こっそりリビジョンを上げてしのぐ手もありそうですが、後々集団訴訟でも起こされたら大ごと*1ですから、こういう解決方法となったのでしょう。
しかし、これで困るのがパーツショップで、P67/H67マザーを引き上げた結果、売るものがないという状態に。せっかくSandyBridgeで久々に盛り上がっていた自作市場ですが頭から冷や水を浴びせられた格好。散々盛り上げた手前、今さらLGA1156のマザーをメインに持ってくるのもアレでしょうし、AMDもBulldozerが出て来ていない状況では迫力不足は否めません。当然、マザーがない以上、SandyBridge自体も不良在庫化するでしょうし…。さらに、おそらくは返品対応などにも追われるわけで、目に見えるもの、見えないもの含めて負担は相当なものになるはず。倒れるようなところがなければいいのですが…。

*1:特にアメリカでは…