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K-7レビュー

購入して以来、天気が悪かったり休日返上でやたらと忙しかったりで、ゆっくり触っているヒマもなかったK-7ですが、ようやく今日は条件がそろったので、ちょっとしたレビュー…というか簡単な比較記事を。ちなみに以下の写真は「レンズ補正」の項以外DA21mm F3.2AL Limitedを使い、これをF5.6に絞った状態で撮っています。感度は基本的にISO100固定ですが、K-7のD-range補正のみは自動的にISO200になっています。
また、写真下のリンクをクリックするとPicasaのウェブアルバムに飛び、ここからオリジナルデータをダウンロードできます。

K10Dとの比較

K10DとK-7で最も異なる点の1つはその撮像素子。K10Dが1020万画素CCDだったのに対し、K-7は1460万画素CMOSということで、解像度もそうですが、発色などの傾向が多少異なることが予想されます。で、比べてみるとK-7の方が大人しめの発色。どちらが良い悪いということではないですが、人によって好みが分かれそうですね。解像感はさすがに画素数の多いK-7の方が有利な感じです。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/51LF12BUxOp8Q94i7QYlcg?feat=directlink
K-7の「鮮やか」。「鮮やか」とは言っても、嫌味のない発色です。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/9CKBUNLZIsxa4PIvij41jQ?feat=directlink
K10Dの「鮮やか」。おやっ?と思うほど色味がK-7と違います。このコッテリとした色ノリはCCDならではですね。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/sF4EKhFm7uIJCzJGuxyoJQ?feat=directlink
K-7の「ナチュラル」。相当に大人しめで、まさに素材型の絵作り。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/8HDHikMTQny_rWvDrL4dDQ?feat=directlink
K10Dの「ナチュラル」。K10Dを使ってるときは地味に感じたものですが、K-7と比べるとそれなりに派手ですね(^^; まぁ、被写体の種類にもよるだろうとは思います。

画像仕上

画像仕上はK10Dの2種類(ナチュラル、鮮やか)から、上記のナチュラル、鮮やかを含めた7種類に大幅に増加しています。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/l9AjuC69H387yXbijgTnLw?feat=directlink
「人物」。色ノリを若干上げるような設定ですが、この被写体だとあまり目立ちませんね(^^;

http://picasaweb.google.com/lh/photo/GAV2rCapjJSp9znUd8hCtg?feat=directlink
「風景」。「鮮やか」の設定に加え、コントラストが上がってメリハリのある画像に。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/sIUpwMpFjxMvrNUggpXHSg?feat=directlink
「雅」。緑やマゼンタを強調する独特の仕上げですが、木々の緑が映えますね。目的にもよりますが、被写体が自然の風景中心なら常用してもいいかも。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/jyH8zdCmLRj0uUXvamQIZw?feat=directlink
K-7で新設された「ほのか」。街角のスナップなどでは面白い効果が出せそうです。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/BDESvkBcbmRQxfcZoKYkDA?feat=directlink
「モノトーン」。今回は試していませんが、調色もいじれるようです。

D-Range補正&HDR

各社のカメラにも搭載されて、もはや標準機能となった感のある白とび・黒つぶれ防止機能ですが、K-7にも「D-Range設定」の名前で搭載されています。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/cE5NUgXqB0H9R-kNJpnJdQ?feat=directlink
まずはハイライト補正。空の部分を見ると、階調が飛んでおらず、はっきりその効果を見て取れます。ただし、この機能を使った場合には最低感度はISO200になります。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/qP00n8BaHzgiV6-dVjS1Qw?feat=directlink

http://picasaweb.google.com/lh/photo/FargjxX7xsCDrZZpfPwLmA?feat=directlink

http://picasaweb.google.com/lh/photo/IAwKEhBzZrb4eKd_69TK0w?feat=directlink
次にシャドー補正。弱・中・強の順ですが、弱や中だと効果が分かりづらく、強になると一気に画像全体が明るくなる感じ。神社仏閣の軒下を取るようなケースでは強でもいいかもしれませんが、それ以外は、このくらいの効果であれば個人的にはあまり使わないかも(^^;

http://picasaweb.google.com/lh/photo/ek_A4EV-oAqNIbpjGMDUqg?feat=directlink

http://picasaweb.google.com/lh/photo/2E1EFjGduuARjVzwzgZCBw?feat=directlink
さらに、K-7では露出標準・アンダー・オーバーの3枚の画像をカメラ内で合成することで、いわゆるハイダイナミックレンジ(HDR)撮影ができます。強さは標準、誇張の2段階。手ブレ補正機能がオフになる上、画像を合成する関係で、三脚の仕様が事実上前提になりますが、独特の描写になるので使いどころによっては面白い絵ができそうです。

レンズ補正

K-7ではレンズの歪曲収差と倍率色収差を補正する機能が搭載されています。そこで、DA 18-55mm F3.5-5.6ALを使って効果を試してみました。写真自体が若干ひん曲がっているのはご愛嬌ということで(^^;

http://picasaweb.google.com/hiropon.hp2/K7#5357584287401478434
まずは補正なしの状態。ハッキリと陣笠上の歪みが見て取れます。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/LFTzs69m31qCCHt6TBZ3Gg?feat=directlink
ディストーション補正」をオンにすると、撮影範囲は若干狭まりますが、歪みがほぼなくなっています。直線が目立ちがちな建物の撮影などでは重宝しそうです。

http://picasaweb.google.com/lh/photo/lEzsspQ-BvW6gMVb0-aF5g?feat=directlink
さらに「倍率色収差補正」をオン。画像周辺部などでの色にじみが軽減されていますが、別に像がシャープになったり、周辺部の収差がすべて取り除けるわけでもないので効果は限定的かも。きょうび、そんなにひどい色収差の残るレンズも少ないですしね。しかも、この機能が有効なのはデジタル世代のDA、DA F、DA Lレンズだけですし。なお、これらの処理はそれなりに時間がかかるため、連写はほぼ不可能と思ったほうがよいでしょう。
あと、ここまでやるならニコンの「ヴィネットコントロール」のように周辺減光補正もほしかったところ。一応、PC上で新しい「PENTAX Digital Camera Utility 4」を使えばできますが…

使い勝手ほか

小型軽量で持ち運びやすいし、ファインダー視野率100%というのも安心感高いです。デジタル水準器&自動水平補正も安心感の高さにつながってますね。シャッター音&ミラーショックK10Dに比べて小さくなったのも○。不満点といったら、コネクターのカバーがプラスチック製からゴム製に変わって耐久性にやや不安が残ることくらいでしょうか。
それにしても、K-7はK10DK20Dと操作体系が大きく変わっているので、別々に使うならともかく、今回のように混在させて使うと操作方法に思わず迷ってしまいますね。慣れの問題だろうとは思いますが…(^^;