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プラネタリウム「メガスター」、Vista標準のWPFを利用したWeb版を公開

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/06/18/16078.html
かの超高性能光学式プラネタリウムメガスター」をWeb上で再現したというコンテンツが公開に。早速私も見てみましたが、まだベータ版ということもあって、ちょっとまだ実力が発揮しきれていない感じ。時々落ちますし…(^^;
ただ…個人的にはこの試み、もろ手を挙げては歓迎しかねる部分はありますね。メガスターのすごいところは、光学式プラネタリウムで百万個以上もの星を映写し、奥行き感のある星空を再現するという、いわば「究極のアナログ技術」ともいうべき部分にあるわけですが、デジタルデータにこれを落とし込み、広さの限られたわずか256階調のPCモニタ上で表示させたときに、そううまく再現できるものかどうか…。また、表示できたとしても、暗い星をデータとして持たせることはPCにとっては簡単なことですし、それはあくまでも「画像」でしかありませんから、そこには光学式プラネタリウムにある「技術に対する感動」はありません。しかも、表示が美しいとか、データが豊富とかいうプラネタリウムソフトはいくつもありますし…。うんと完成度が上がってくれば別ですが、今回のWeb版が、かえって本家のメガスターのすごさを過小評価させてしまう結果にならないかが心配です。