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メインマシン新調 その1

今年のお盆休み、こちらでは土日を含めて9日間取れることになりました。これだけまとまった休みも久しぶりですし、この際、以前からの懸案事項だったメインマシンのリプレースに着手することにしました。


メインマシンの置き換えを考えた理由は、おおよそ以下のような感じ。

Windows7のサポート期間終了が近い
現在のメインマシンではWindows7が動いています。以前、Win7→Win10への移行が無償で行われていた頃に何度か移行に挑戦したのですが、Win10にするととにかく不安定でとても実用には堪えませんでした。2020年頭にはWin7の延長サポート期間も終わりますし、その前にWin10に移行しておきたいところです。*1
・前回作成時から5年以上たつ
前回、メインマシンを新調したのが2012年の8月。PCをはじめとしたIT系機器の製品寿命はおおよそ5年と考えているので、そろそろ替え時なのは確かです。

一応、これまでの遍歴を振り返ってみると……

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CPUPentium II 266MHz→Celeron 533MHz
M/BASUS P2L97(チップセット:440LX)
メモリSDRAM(PC66) 32MB→160MB→256MB
GPU*2RIVA128→MilleniumG400
HDDSeagate ST34342A(4.2GB)(+IBM DPTA372050(20GB))
サウンドCreative Sound Bluster AWE64
OSWindows95 OSR2.1→Windows98

キューハチ以外で最初に手にしたのは、1997年に購入したTWOTOP(当時)のショップブランドPC。決して悪いマシンではなかったのですが、ちょうどCPUなどの性能向上が著しい時期で、ちょこちょこ強化していたものの追い付かず、2002年1月には全面的に組み替えることになります。


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CPUAthlonXP 1800+(1.53GHz)
M/BMSI K7T266 Pro2-RU(チップセット:KT266A)
メモリDDR(PC2100) 512MB
GPURADEON7500→RADEON9500
HDDIBM Deskstar 120GXP(40GB)(+IBM Deskstar 180GXP(60GB))
サウンドオンボードONKYO SE-90PCI
ケースWiNDy MT-PRO1200
OSWindowsXP Pro

二代目は、1GHz超え競争に勝利して当時勢いのあったAthlonで。大学院を出て就職し、神戸にいた時分に組んだPCです。かつて自身が運営していたお絵描き系ホームページの全盛期と被っていて、非常に思い入れの深いマシン。壁紙にWoody_RINN氏*3の絵が設定されているあたり、時代を感じます(^^;


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CPUCore2 Duo E6600(2.4GHz)
M/BASUS P5K(チップセット:P35+ICH9)→ASUS P5K-E(チップセット:P35+ICH9R)
メモリDDR2(PC2-6400) 3GB
GPUGeForce7900GS→Radeon HD 5770→GeForce GTX 460
HDDHGST Deskstar T7K500(500GB)(+WD VerociRaptor(300GB))
サウンドONKYO SE-90PCI
ケースAntec Solo
OSWindows Vista

三代目を組んだのは2007年の6月。先代マシンの調子があちこちおかしくなってきたことなどもあって組み替えました。マザーボードが突然死したり、ソフトの対応の関係でビデオカードを何度も入れ替えたり、後日勤めていた会社が倒産した腹いせに、10000rpmの最速HDD、VerociRaptorを導入してしまったりと、手間もかかりましたがバランスの取れたマシンでした。


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CPUCore i7 3770K(3.5~3.9GHz)
M/BASUS P8Z77-V(チップセット:Z77)
メモリDDR3(PC3-12800) 16GB→32GB
GPUGeForce GTX 460→GeForce GTX 960
HDD/SSDWD Cavier Green(2TB)→Plextor M5 Pro(256GB)→Crucial MX200(500GB)(+WD Red(8TB))
サウンドONKYO SE-90PCI
ケースAntec Solo
OSWindows7

で、2012年8月に組んだのが現行の四代目になります。ここまで見てみると、マシンの入れ替えはきれいに約5年おきになっています。

性能的に大きな不満はないのですが、前記のOSサポート期間の問題に加え、スイッチが壊れかけているケース*4PCIスロットを使ったサウンド周りに難を抱えているのも確かで、ここらで一念発起というわけです。

パーツの選定

さて、どのようなパーツで組むかですが、今までの方針として「その当時の一般向けCPUで最上位クラスのものを使う」というのがあります。このレベルの機材であれば、この先5年間はメインを張れるという計算です。

となると、CPUは今ならCore i7 8700K*5Ryzen 7 2700Xということになります。性能も拮抗しているうえに価格も近くて悩んだのですが、天体写真の処理などで並列処理を多用しがちなこと、さらにツクモで週末にRyzen 7 2700Xが安売りされる情報をつかんだことなどから、Ryzenで組むことにしました。Athlon 1800+以来のAMD製CPUです。

AMD CPU Ryzen 7 2700X with Wraith Prism cooler YD270XBGAFBOX

AMD CPU Ryzen 7 2700X with Wraith Prism cooler YD270XBGAFBOX


マザーボードはこれまでの慣れと実績からASUSで。ゲーム向け機能は不要なのでPRIME X470-PROの一択です。メモリについては、搭載量を減らしたくなかったので容量は32GBとします。Ryzenの場合、メモリ速度がパフォーマンスに結構影響するので、できればオーバークロックメモリを狙いたいところです。


システムディスクは、せっかく新規に組むのですからNVMe接続のM.2 SSDを使いたいところ。性能と耐久性を考えてSamusung 970 PROの512GBを狙います。データディスクは従来のマシンからの流用でもいいのですが、万が一の事故を考え新規に用意することに。容量等に不満はないので、同じWD Redの8TBでいいでしょう。


CPUクーラーについてですが、Ryzen 7 2700Xには「Wraith prism」という立派なクーラーが付属しています。普通に使う分にはこれで全く問題ないのですが、なるべく静音で運用したかったことから社外品の利用を考えます。具体的にはCRYORIGの製品ですが、どれを取り付けられるかは選択するケース次第となります。


しかし問題はそのケース。価格低下圧力が強いのか、まともなケースがほぼ皆無なのです。ヘナヘナの鉄板&安物感丸出しの樹脂部品が多用されているものばかりで、ロクな製品がありません。5インチベイが絶滅寸前なのも、光学ドライブを積みたい自分としては死活問題です。

おまけにPCを机の下に置くケースばかりを想定しているせいか、スイッチやポート類がケース上面に配置されているものが大半で、これも非常に困ります。誰もが机の下にPCを置くわけじゃないですし、ポートが上を向いていると埃対策も考えなければならず、面倒なだけなのですが……。

それでも、ないものは仕方がないので5インチベイの存在を最優先として妥協します。一応、事前に現物を店頭で確認したりしていくつか目星を付けはしたのですが、これはしばし保留です。


電源も厄介なところです。機器構成的にいえば大した電力は必要ないはずなのですが、市場のメインは大容量のものばかり。特に80PLUS Goldなどの高効率電源はなおさらです。一方で、電源をケチると痛い目を見るのは経験済みなので、なるべく容量を抑えつつも、SeasonicやEnermaxなど専業メーカー製のしっかりしたものを選びたいところです。


あと、悩ましいのはサウンド周りですが……これについては後述。

お買い物

と、おおよその構成が決まった土曜朝、アキバへ出撃です。

本当なら、少しでも安い製品を求めていくつもの店舗を右往左往するところですが、昔と違って秋葉原も店舗数がずいぶん減りましたし、そもそも猛暑の中を延々動き回るのもイヤだったので、基本的にはRyzen 7 2700Xを安売りしていたTsukumo eX.ですべてのパーツを買う方向で考えます。

結局、買ったパーツ類はこんな感じ。

CPUAMD Ryzen 7 2700X\31,980
CPUクーラーCRYORIG H7 Quad Lumi\7,480
M/BASUS PRIME X470-PRO\19,800
ケースThermaltake Versa H26\4,180
SSDSamsung 970 Pro(512GB)\36,852
HDDWD WD80EFAX(8TB)\24,980
電源Seasonic SSR-650FX\13,480
OSWindows10 Pro(DSP版)\20,800
消費税\12,763
\172,315


CPUは相場からしても大幅な値引きで、しかもマザーボード&電源と同時購入でポイントが3000円分余分に付いたのでなかなかお得でした。


ケースは安物とはいえ、売れ筋のVersa H26に。5インチベイ装備、前面にスイッチ&ポート類と、一応希望条件は満たします。となると、CPUクーラーの高さは160mmまでに制限されるので、R1 Universalなどの大型クーラーではなく、H7 Quad Lumiを選択しました。


また、せっかく側面がアクリルパネルのケースを買ったのだし、マザーボードもケースファンもCPUクーラーも光るので、ここまで来たらメモリも光らせてみよう……と思ったのですが、残念ながらツクモでは光るものはおろかメモリは全体的に品切ればかり。

結局あちこち歩きまわって、最終的にドスパラでG.SkillのF4-3200C15D-32GTZR(DDR4-3200/PC4-25600, 16GB×2)を確保。税抜\48,889(税込\52,800)でした。決して安くはないですが、Ryzen 7 2700Xの評価キットに含まれていたもの*6と同シリーズのメモリですし、信頼性は十分でしょう。


最後に、買い忘れていた高熱伝導グリスをポイントで購入して買い物終了です。


最終的に、使った金額は税抜\208,441、税込で\225,115でした。なんとか20万円以内に収められればと思っていたのですが……消費税の高さが本当に痛いですorz


というわけで、一連のパーツがそろったので組み立て開始……なのですが、長くなったので今日のところはここまで。

*1:ちなみに撮影等に使っているノートPCはすでにWin10になっています。

*2:当時はGPUとは言わなかったけど便宜上。

*3:一世を風靡した、PC-9800シリーズ用グラフィックツール「マルチペイント」の作者として有名。

*4:スイッチボタンを支えるプラスチック製のバネが折れていて、押すのにかなりコツがいる。

*5:厳密にはCore i7 8086Kがあるけれど、限定品扱いで高価なので除外。

*6:G.Skill F4-3400C16D-16GSXW

ZinioとSky & Telescope電子版

数年前から、天文関連の情報入手のためにアメリカの老舗天文雑誌「Sky & Telescope」の電子版を購読しています。月1000円近くかかる国内誌と比べ、29.95ドル/年という安さの上、内容はとても充実。電子版自体も、ウェブ上から各種デバイスでアクセス、閲覧が可能であるだけでなく、DRMフリーのPDFで入手することもでき、非常に使い勝手も良好……だったのですが、先月から配信の態様が変わりました。

具体的には、配信業者がnxtbook mediaからZinioに変更となり、その結果、DRMフリーのPDFの入手は不可能となってしまいました。誌面はZinioのウェブサイト経由か、Zinioが提供する専用リーダーを使って読むしかありません。

www.zinio.com


このあたり、CloudyNightsでも話題になっていて、どうやら入手したPDFをネットに無断で放流する輩が後を絶たず、とうとうS&Tの堪忍袋の緒が切れたということのようです。ただ、今回、出版社や編集部からは配信方法の変更について事前アナウンスなどは一切なく、当該スレを含め、一部でちょっとした「祭り」になりかけています。

www.cloudynights.com


PDFが手元にあると、巻号をまたいでの横断的な全文検索なども容易に行え、大変便利だったのですが……。


それでも、Zinioのシステムやアプリの使い勝手が良ければ文句はないのですが、これがどうにも。例えば……

  • ウェブサイト経由だとコンテンツをローカルに保存することができない。
  • ローカルに保存するにはWindowsAndroid対応の専用リーダーを使う必要があるが、ダウンロードしたコンテンツがどこのフォルダに保存されたかが分からない。*1
  • ウェブサイト、リーダーを問わず、雑誌中の全文検索が一切できない。巻をまたいでの横断検索も不可能。
  • リーダーがライブラリの閲覧やコンテンツのダウンロードに一度でも失敗すると、そのテンポラリな情報が残り続けて、単純にリーダーを再インストールしても復旧できない。

といった具合。検索不可能なのも痛すぎますが、特に深刻なのは最後の。前号では、Androidのリーダーは延々とダウンロードに失敗し続けていつまでたってもオフラインで読めず*2Windowsのリーダーに至ってはライブラリの同期に失敗してライブラリそのものが表示されなくなってしまいました。*3


Androidの方は、数週間放置しておいたらいつの間にかダウンロードが完了してた*4ので結果オーライなのですが、Windowsの方は、最終的に隠しフォルダであるC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\ZinioReader以下を削除する必要がありました。いや、これ、ある程度PCに詳しいから対処できたけど、普通の人には無理だって……。*5 *6


そして今号でも別の問題が発生しました。「新しい号が到着したよ」と知らせるメールが届いたのでZinioのサイトを覗いたのですが、該当する号がライブラリに見当たりません。何か同期に失敗したかと思って専用リーダーを起動してみても、やっぱり新巻は見当たらず。

時差などを含めこちらの環境が悪いのか、それとも先方の問題なのか判断がつかなかったので、Zinioのカスタマーサポートに連絡を取ろうとすると……

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メニューこそ日本語化されているものの、問い合わせ自体は基本英語のみっぽいですね。ええ、分かっていましたとも(T_T)

英語の雑誌を読もうという層ならあまり問題にはならないでしょうし、今はGoogle翻訳という強い味方がいるので何とかなるとは思いますが、要注意です。


で、問い合わせをしてみると、わずか十数分後に担当者から返信が。「配信ミスだったよ。ゴメンネ(テヘペロ」(超訳)ということで、秒速で最新号がライブラリに追加されました。素早さは大いに評価できますが、そもそも配信ミスが発生する時点でどうなのかと。

これでもし問い合わせなかったら、未配信のままずっと放置になってたところ。現状では、システムもアプリも、まったくもって信用ならないなというのが正直な印象です。


Zinioでの配信が始まってからまだ2巻目ですから即断は禁物ですが、せめて基礎的なトラブルくらいは回避してほしいものです。

*1:分かったところで、暗号化されているのでどうにもできないのだけど、気分的に……ねぇ。

*2:それでもオンラインの状態では普通に全ページ読めたので、何が「失敗」していたのか全く不明。ダウンロードに失敗しても具体的なエラーコードは表示されず、ログファイルの類も残りません。

*3:サーバの問題かとも思うけど、ちゃんと同期できたPCもあるので余計に謎。

*4:これはこれで気持ち悪い。

*5:もちろん該当するヘルプなんてありません。

*6:Androidのリーダーで同様の事態に陥った場合、(OSのバージョンによって異なるけど)「設定」→「アプリ」→「Zinio」とたどった先でデータ消去をする必要があります……って、分かるか、んなもん!

最接近の火星

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ブログの移転作業があったので遅れましたが、火星が最接近した7月31日の晩、いつもの惑星撮影システムを引っ張り出して撮影をやってました。


光軸調整後、まずは小手調べに土星を。火星は現在、ダストストームで表面の模様が見づらく、ピント合わせに難儀しそうだったので、土星の輪でピントを合わせようという作戦です。

もっとも、日付が変わる前後の時間帯になっていたので土星はかなり西に傾き、取込画像を見てみるとアメーバ状態です。高度の低さに加え、昼間の猛暑で加熱された住宅からの熱放射やエアコンの排気も影響していそうな気がします。


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2018年7月31日23時55分56秒(日本時間)
セレストロンEdgeHD800+Meade 3x TeleXtender(D203mm, f6096mm) SXP赤道儀
L画像:ZWO ASI290MM, 30ms, 1500フレームをスタック
RGB画像:ZWO ASI290MC, 30ms, 1500フレームをスタック


一応、撮ったものをスタック後に処理してみましたが……環に変なライン*1が出ている上に、今一つキリッとしませんね。この夜の本命ではなかったので、あまり気合を入れてなかったというのもありますが。


土星の撮影後、いよいよ火星に望遠鏡を向けますが……こちらも像はあまり良くないです。加えて、全球的なダストストームはいまだ継続中で、眼視だとほとんど模様が分かりません。目を凝らすと、なんとなく薄暗い部分があるような気もしますが、飛蚊症なのかどうか判断がつきません(^^;

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ともあれ、撮影を開始。取り込んだ画像を見ると、とりあえず模様の明暗は見えていて、コントラスト調整等でどうにかなりそうな雰囲気です。


深夜でも近くを電車がひっきりなしに通って画像がぶれる上、路上に機材を展開していたので車が来やしないかとヒヤヒヤし通しで、なかなか集中できなかったのですが、どうにか数セットの動画を確保して1時前に撤収しました。

そのまま画像処理までもっていって……出てきた結果がこれ。


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2018年8月1日0時22分20秒(日本時間)
セレストロンEdgeHD800+Meade 3x TeleXtender(D203mm, f6096mm) SXP赤道儀
L画像:ZWO ASI290MM, 10ms, 4500フレームをスタック
RGB画像:ZWO ASI290MC, 30ms, 1500フレームをスタック


大きさこそ立派ですが、なんとも冴えない写りです。一応、中央左にキンメリア人の海、右側に大シルチスが見えてはいます。大シルチス上方の明るい領域はヘラス盆地です。

土星と同様の理由でシーイングが悪かったこと、ADCの調整が不完全なこと、そもそもダストストームのために模様のコントラストが低いこと等々、多くの要因がありそうですが、前回の接近時などはもう少しちゃんと撮れたので、単に自分の腕の不足でしょう。次にチャンスがあれば、いつもの公園まで出向いて、じっくり腰を据えて撮影すべきかと思いました。


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ちなみに、過去の接近時に撮った火星と、同スケールで大きさ比べ。さすがに今回は大きいですね。記録としては重要とはいえ、ダストストームが返す返すも残念です。


それにしても、ADCの調整は本当に難しいです。FireCaptureの支援機能を使ったり、いくつかの方法を試しているのですが、そもそもの操作の難しさ*2もあって、どうもしっくりきません。

実際にADCを使っている方、普段どうやって調整しているんでしょうか?

*1:スタッキングの際にずれたコマがいくつかあったのかも。

*2:水平軸に対して2枚のプリズムを対象に動かす必要がある。赤道儀に搭載した望遠鏡の場合、そもそも水平を取りにくい上に、時間とともに望遠鏡が水平線に対して回転していくこともあり、都度調整が必要。