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ペンタックスの新製品ラッシュ

今日はペンタックスの新製品がいくつか発表に。製品群を見ていると色々と思うところがあるのですが、それは後日として、まずは本命のこちらから。

6コマ/秒・手持ちHDR対応の「K-r」

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100909_392090.html
前身モデルである「K-x」は豊富な本体カラーバリエーションと、エントリー機に似つかわしくないほどの高機能、高性能で評価の高かったカメラですが、合焦時のスーパーインポーズがなかったのが玉に瑕でした。これのせいで購入を見送っていた向きも少なくないと思いますが、今度のK-rではしっかりとその弱点をつぶしてきました。機能搭載に当たり、若干本体サイズが大きくなっていますが、この程度は許容範囲でしょう。
撮像素子はK-xと画素数こそ同じですが、高速読み出しが可能な新型とのこと。画素数を無理していないのでノイズ特性はK-x同様期待が持てますし、秒間6コマという連写性能は、α33みたいなクセのある連中にこそ譲りますが、このクラスでは屈指のものです。カメラとしての基礎体力は相変わらず高そうです。アダプターを使えば単三電池での動作も可能、というのも人によっては嬉しいところでしょう。
好評を博したカラーバリエーションも健在で、さらに、同時に発表された廉価版単焦点レンズである「DA 35mm F2.4 AL」もカラーバリエーションを用意。より徹底的にコーディネイトを楽しめるようになっています。K-xであった「グリップの色が見えない」というユーザーの要望に応え、わざわざ本体のグリップ部分の拡大までやっちゃうあたり、いかにもクソ真面目なペンタックスらしいところですが(^^;
ちょっと変わっているのが、赤外線通信機能(IrSimple/IrSS)を備えている上、Exif情報を使った通信対戦ゲームを搭載している点。ゲームの詳細はよく分かりませんが、おそらく一昔前にはやった「バーコードバトラー」のようなものかと。後で取り上げるコンデジもそうですが、どうも今回の新製品群は携帯電話をある程度意識しているような気がしますね。まぁ、実際に遊んで楽しむかどうかはともかく、搭載していたからといって邪魔になるようなものではありませんし、一種の実験としてはこういう取り組みも「あり」でしょう(^^;

12色から選べる小型軽量レンズ「DA 35mm F2.4 AL」

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100909_392155.html
上でも触れましたが、廉価版単焦点レンズである「DA 35mm F2.4 AL」、12色のカラーバリエーションで発売とのこと。うまいのはK-xのキットレンズとしてではなく単品で出してきたところで、これなら既存のK-rユーザーも買ってくれそうです。

本体前面を“着せ替え”できる「Optio RS1000」

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100909_392146.html
こちらは、いわゆる「着せ替え」ができるコンデジ。似たようなコンセプトの商品は携帯電話やPCケースなどで見かけますが、単体のカメラでは初めてじゃないでしょうか?着せ替え用のデザインシートは手軽に自作も可能なので、これまた色々と楽しめそうです。「痛カメラ」も多数現れそうだなぁ…( ̄▽ ̄;ゞ

カワダ「ナノブロック」でデコレーションできるデジカメ

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100909_392603.html
K-xにしろ、Optio RS1000にしろ、カスタマイズ性を高めることで愛着を持ってもらうとともに、個々人で色々楽しんでほしいという方向性が見えるわけですが、なんといっても極めつけはコレ。ブロックでカメラを立体的に飾り付けるって…いったいどこからこういう奇抜な発想が出てくるのか。アイデアを出すほうも出すほうなら、そのまま通しちゃうほうも通しちゃうほうです(褒め言葉
飾り付けに使われているブロックは普通に市販されているものなので、それを買い足せばかなり凝った飾りつけも可能。わざと画角内にブロックをはみ出させたものなど、効果としてもなかなか面白そうです。