http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20071115/1004550/
バイオ燃料を生産するために、二酸化炭素を固定化する役割を担っている森を切り開いたりするのは本末転倒なのだけど、ブラジルあたりではすでにそうした事態になってしまっているのがマズイところ。しかも、エタノールを取り出すまでの工程で化石燃料を使いますから、トータルで考えるとCO2は間違いなく増えているんですよね。おまけに環境も破壊しますし。
こういうトータルの視点*1で考えると、一見自然にやさしいエネルギー源であっても、CO2削減効果の怪しいものも結構ありそう。太陽エネルギーや風力にしても、パネルの製造や風車の建設まで考慮に入れるとどうなんだか…。まぁ、直接化石燃料燃やすよりはマシっぽい感じはしますけど。
*1:ただ、際限なく突き詰めていくと「風が吹けば桶屋が儲かる」的なナンセンス思考に陥りかねないので、見積が難しいところです。
