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「光るメダカ」回収呼びかけ、遺伝子組み換え未承認で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000094-mai-soci
以前、TVのニュースでこれと同じGFP(Green Fluorecent Protein. オワンクラゲ由来の蛍光タンパク質)を組み込んだ観賞魚の話題をやっていたとき、早晩こんなことになるんじゃないかと思ってましたが…( ̄w ̄;ゞ 自分もバイオ関連の研究をやっている関係上、頭ごなしに「遺伝子組換え」を毛嫌いする風潮には正直閉口しているのですが、信頼を得るには最低限のルールくらい守りませんと。こんなことをやっているようじゃあ、世間の不信感が増すばかりですぞ。

もっとも、業者は遺伝子組換え生物を扱っているっていう自覚も、それが環境に与える影響への認識もなかったんだろうなぁ…。やっぱり教育や啓蒙の不足が原因の根幹にあるのでしょうけど、その視点からいくと、上で書いたような「遺伝子組換えアレルギー」ともいえる反応で遺伝子組換えそのものをタブー化してしまうのは、逆効果にもなりえますね。遺伝子組換えというものに触れる機会がなければ、その利便性も危険性も正しく認識できませんから…。