PHD2の日本語マニュアルを公開しています。こちらからどうぞ。

個人サイト「Starry Urban Sky」もよろしく。

ハッブル宇宙望遠鏡の最新鋭カメラが停止、復旧は困難か

http://www.astroarts.co.jp/news/2007/01/30hst_acs/index-j.shtml
打ち上げからそれなりに年月が経って老朽化が心配されるようになってきたハッブル宇宙望遠鏡(HST)ですが、そのメインカメラとでも言うべき「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」が電気系統の異常で停止してしまったとのこと。ACSは2002年に取り付けられた最新鋭のカメラで、HSTに取り付けられているさまざまな観測機器の中で最高の解像度と視野を誇るもので、これが使えないとなるとかなりの痛手です。
ACS自体は最低でも5年は持つといわれていましたが、2006年にも電気系統の異常を起こしているということで、もしかするとACSの問題というよりは、HST全体に及ぶ問題かもしれません。一応、2008年に宇宙飛行士による改修作業が予定されていますが、それまで復旧しなかったりすると丸々1年間「片肺飛行」を続けることになりますし、万が一、事がHST全体に関わるものだった場合、宇宙飛行士が行っても手に負えない可能性もあるかと。なんとかHST本体が無事で、2011年打ち上げ予定の「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」まで持ってくれるといいのですが…。