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天体爆発、小規模だった…ツングースカ「謎」現象に新説

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080204-00000026-yom-sci
1908年6月30日、ロシアのツングースカ川流域で大爆発が起き、数十kmにわたって樹木がなぎ倒されるという謎の現象が起きました。目撃証言などから、現在では、この事件は地球に落下してきた隕石もしくは彗星が空中で爆発した結果起こったものと考えられています。
このときの爆発の規模については、従来TNT火薬10〜20メガトン相当(広島型原爆の650〜1300倍程度)と考えられてきたのですが、米サンディア国立研究所の研究チームがスーパーコンピュータを用いて詳細な解析を行った結果、爆発規模が1/3程度でも同様の被害が出ることが分かったとのこと。どうやら落下天体前方の空気が圧縮されることで強力なエアバーストが発生し、これが被害を拡大させたということのようです。
統計的に言って、小さい天体の方が地球に接近する確率は高いので、NEO(地球近傍天体)によって地上に被害がもたらされる確率は、これまで考えられていたよりはるかに高いのかもしれません。