PHD2の日本語マニュアルを公開しています。こちらからどうぞ。

個人サイト「Starry Urban Sky」もよろしく。

前年の積み残し

実は11月に「アンドロメダ大星雲」ことM31を撮っていたのですが、光害カブリのあまりのひどさに処理を諦めて放置していました。

しかし今回、M33がなんとかなったということで、その余勢をかってこれも処理してしまうことに。そうして出てきた結果がこちら。



2016年11月5日 ミニボーグ60ED+レデューサー 0.85×DG(D60mm, f298mm) SXP赤道儀
Canon EOS Kiss X5, ISO200, 露出480秒×16コマ, IDAS/SEO LPS-P2-FF使用
ペンシルボーグ(D25mm, f175mm)+ASI120MM+PHD2によるオートガイド
ステライメージVer.7.1eほかで画像処理

どうにかこうにか、周縁部の淡い腕まで抽出することができました。ちゃんと画像処理できれば都心からでも存在感は抜群です。とりあえず、過去2回(こちらこちら)よりはよく写ったかと思います。

ただ、M33もそうですが、やはり都心からだと系外銀河はなかなかの難物です。先にも書いたように「色を手掛かりに強調処理を行う」ということができないので、素の状態での画像の良しあしが最終的な画像の出来栄えを左右する感じです。