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載せてみた

とりあえず、フィールドスコープ仕様にしたミニボーグ60EDを190三脚に載せてみました。



バランスとしてはまずまず悪くない感じです。鏡筒は三脚座経由でプレートに1/4インチネジで留められていますが、上記のHejnar Photoのキットでアルカスイス化すれば、三脚座がアルカスイス規格対応なのでもう少しスマートに……。とはいえ、今後雲台をフィールドスコープでよく用いられるビデオ雲台に変更する可能性もありますし、本当、どうしたものか。



構成としては、ミニボーグ60EDにM57/60延長筒SS【7601】、M57/60延長筒S【7602】、M57ヘリコイドS【7757】、ミニボーグ鏡筒DX-SD【6011】、M57→M36.4AD【7522】、31.7ミリアイピースホルダー【7317】をつなぎ、ここにビクセンの「45°正立プリズム31.7」を組み合わせています。接眼レンズはとりあえず手持ちのNLV20mmを。

正立プリズムは内部で4回も反射するので見た目以上に光路長が長く(88mm)、パーツの組み合わせに苦労させられましたが、上記の組み合わせでなんとかピントが合いました。

迷彩柄は鳥を驚かさないための配慮で、鏡筒の白い部分に「フレックス迷彩テープ」を貼り付けています。このテープは「テープ同士はくっつくが、他のものにはくっつかない」という性質を持っていて、簡単に剥がして再利用することができる優れもの。機材側に糊が残ることもありません。比較的安価なうえに原状復帰も簡単なので、私のようなテンポラリーな鳥屋にはちょうどいいかと思います。


ただ、このシステムですが欠点が1つだけ。かなり覗きにくいのです。

おそらく正立プリズムの径が小さいせいだと思うのですが、接眼レンズに対して正確に垂直に覗き込まないと容易にブラックアウトしてしまいます。直視型ならともかく「45度の角度のついたものに対して垂直に」というのは姿勢として意外と難易度が高く、使い心地は今一つです。

また、ファインダーなしでは狙いがつけづらい点も悩ましいところです。