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新兵器到着

昨年末、新発売記念で安くなっていたZWOpticalの可変ウェッジプリズムをエレクトリックシープさん経由で購入しましたが、春節が挟まったり運送遅延があったり紆余曲折あった末、ようやく今日、現物が届きました。

特別価格とはいえ税込12700円という破格の値段*1でしたが、作りはしっかりしています。対物側は31.7mmバレル、接眼側は真鍮製のリングで締め付けるタイプの31.7mmスリーブとなっており、さらにこのスリーブの外側にはM42 P0.75のオスネジ(Tマウント オス)が切ってあります。また、これらのアダプタはプリズムの収まっているユニットから取り外すことができます。プリズムユニットには、両側ともM42 P0.75 のメスネジ(Tマウント メス)が切ってあります。

これなら、色々なシステムにも柔軟に対応できそうです。こちらは現在のところ、ボーグのM57→M36.4AD【7522】*2を使って拡大撮影システムに組み込もうと思っています。

ただ、問題……というか、気になる点が1つ。

光路側に、プリズムとフレームを接着するために用いられた接着剤が思いっきりはみ出しています(右端のイトミミズみたいの)。このあたりはいかにも「チャイナクオリティ」です。実際、エレクトリックシープさんの方で検品したところ、コーティングのムラ、ハゲ、接着剤のはみ出し、小キズなどが多々あり、1つとして完璧なものはなかったとのこと。まぁ、価格が価格ですからねぇ……。一応、もし問題があるようなら返品可とのお申し出は頂いています。

接着剤のはみ出しは比較的端の方なので、光束の太さを考えればおそらく影響ないとは思いますが、実際に試してみてどうか……ですね。

*1:可変ウェッジプリズムはAstro Systems HollandやPierro Astroからも出ていますが、前者はマルチコートのもので295ユーロ、後者は399ユーロなので、これらの1/3程度の価格ということになります。

*2:名前からは想像がつきませんが、実は36.4mm側の外側にM42 P0.75のオスネジが切ってあります。