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CP+ 2016 補遺

昨夜ビクセンの記事があまりに盛りだくさんで、書いた時点で力尽きてしまいました。そこで、昨日書ききれなかった小ネタをいくつか。

キヤノン

キヤノンのブースはEOS-1D X Mark IIとEOS80Dが大人気で、こっらの機種のタッチ&トライには長蛇の列ができていました。しかし自分としては、現時点でこれらに興味はないのでスルー。

個人的な注目は「PowerShot G7 X Mark II」の方です。

サイズ感としては現行機のG7 Xとほとんど変わらないのですが、前面にグリップがついたおかげでホールド感は段違いによくなっています。G7 Xは手から滑って落としそうな怖さがありましたが、こちらは片手で握っても十分保持できます。

面白いのはコントロールリング下にあるレバー(写真だと見づらいですが、リングの向かって右下)で、これでコントロールリングのクリック感の有無を切り替えられます。ズームをコントロールリングに割り当てた場合などは、クリック感をなしにすれば違和感なく操作できます。

AFも十分早いですし、いち早くDIGIC7を搭載したことや「デュアルセンシングIS」による高度な手ブレ補正など、画質や使い勝手にも期待が持てます。

コーワ

コーワは例年通り、PROMINARブランドのスポッティングスコープや双眼鏡を大量展示。また、マイクロフォーサーズマウント対応の単焦点レンズ群も手に取れる形で展示されていました。もっとも、このあたりは現行品がメインで地味といえば地味だったのですが、ひときわ目を引いたのが……

キンキラキンのこのレンズ。参考出品のシネマ向けマイクロフォーサーズマウント専用単焦点レンズ「CINE PROMINARシリーズ」です。「CINE PROMINAR」は昔、コーワが出していたシネレンズのブランドですが、マイクロフォーサーズ対応となって復活した形です。

展示されていたのは8.5mm T3.0、12mm T1.9 、25mm T1.9の3本。

行ったときは担当者が対応中で、残念ながら詳しい話は聞けなかったのですが、見た目だけでもこの存在感。基本的には、現行のスチル撮影用単焦点レンズのフォーカスリングと絞りリングをギア駆動できるようにして、動画撮影で使いやすいようにしたもののようですが、外見だけで何か面白い絵が撮れそうな気がします。

ちなみに奥にあるのは、大きい方がANAMORPHIC 35、その横にあるのがSuper Prominarで、いずれも昔コーワが出していた映写機用のレンズです。

フェーズワン

まったくもって素人には縁のない世界ですが、とりあえずウワサの1億画素カメラのご尊顔を拝しに。

これが「XF 100MPカメラシステム」。53.7×40.4mmで1億100万画素のソニーCMOSセンサーを搭載したデジタルバックを中核としたシステムで、カメラ・レンズがセットになった「IQ3 100MP XF Camera Kit」はお値段680万円(税別)。いやはや、業務用とはいえ、ものすごい世界もあるものです。