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タブレット新調

上記の通り「Sky&Telescope」電子版の購読を始めたわけですが、通勤中の電車内など屋外でこれを読むことを念頭に、タブレットを新調しました。


これまで使っていたのは東芝「REGZA Tablet AT570」で、写真ビューアーとして、あるいはライトな調べものにと、なにかと便利に使ってきていたのですが、いよいよバッテリーがへばって使い物にならなくなってきました。どのくらい使い物にならないかというと、朝満充電だったはずのものが、ほとんどスリープ状態にもかかわらず夜には起動しないくらい。そもそも使われているOS自体Android4.1と古く、アップデートも期待できないので買い換えにはいい機会でしょう。


7.7インチのAT570からサイズ感はあまり変えたくなかったので、8インチのものを中心に物色。せっかくだから10インチも少し考えたのですが、価格がかなり跳ね上がってしまうこと、重量も大きく増えることなどから見送りました。逆に7インチクラスだと、今度は小さすぎてタブレットにする利点が見えづらくなります。

OSについてのこだわりはあまりないものの、慣れからAndroidが第一候補。iPad系でもいいのですが、こちらは例によってメモリカードが使えないのがやや不安です。Windows系は…Windows10が普及してからならともかく、今の時点ではあえて選ぶこともないかという感じです。


あとは、むやみに高価でないこと(5万円を超えるようなものは論外。できれば3万円台以下)、Androidならせめて4.4以降であることくらいが条件。解像度が高かったり、軽量だったりすればなお良です。また、通信についてはテザリングを利用するつもりなので、SIMスロットなどは不要…と考えていくと、以下の機種に絞り込まれてきます。




このうち、レノボNVIDIAの2機種は重量がありすぎて真っ先に脱落。ASUSのME181は、低価格は魅力ですがディスプレイの解像度がやや低くこれも脱落。残るNECの「LaVie Tab S」とASUSME581Cは1万円近い価格差がある一方で、実用上のスペックにそれほど大きな差はなく、かなり迷ったのですが…この分野に対するNECのサポートにやや不安があったのとデザイン*1、さらにATOKを最初から搭載していることなどから、ME581Cの方を購入しました。

AT570との比較です。AT570は7.7型有機ELディスプレイの1280×800ドット、対するME581Cは8型IPS液晶の1920x1200ドットというスペックです。ディスプレイの縦横比は同じはずですが、ベゼルが狭い分、ME581Cの方が本体の横幅が狭くなっています。表示についてはどちらもきれいですが、AT570の方は有機EL独特の「色のくどさ」のようなものがあり、ME581Cの方が自然な印象です。ME581Cの液晶は上記のとおりIPS液晶。ダイレクトボンディングなので視差が小さく、色も鮮やかです。ちなみに表面は「ゴリラガラス」で、少々のことでは傷はつきません。保護フィルムの類は必要なさそうです。


解像度は十分に高く、今回の最大の目的である「Sky&Telescope」誌(Letterサイズ?)のページを全体表示しても、文字は潰れずちゃんと読めます(じっくり読むには横倒しにした方が楽ですが)。

ME581Cの裏面は光沢感のある仕上げ。今回購入したのはブルーのモデルですが、かなり鮮やかなメタリックブルーです。他ではまず見ない色合いで、もう少し薄い色の方が万人受けしそうな気はしますが、これはこれで個性的で悪くないかと。ただ、滑り止め加工のようなものはなく少々滑りやすいのと、指紋が目立ちやすいのは欠点です。

充電はmicroUSB端子経由で行う一般的なもの。実はこれがAT570で不満だった点で、AT570では専用の端子を備えた無駄に太いケーブルを使わなければなりませんでした。ただ逆に、ME581Cの場合はここが機械的に一番弱点になりそうで、実際。店頭に展示されていたデモ機では端子が壊れてグラグラになり、充電不能になっていました。余分な力をかけないよう、丁寧に扱った方がよさそうです。

バッテリーは4000mAhの大容量で、普通に使う分には1日でバッテリーが切れることはまずないでしょう。パフォーマンスも十分で、何をするにも軽快です。SIMが必要ないのであれば、バランスの取れた良機種だと思います。

*1:NECのは本体裏面にシリアルナンバーや製品情報、技適マークなどが思いっきり目立つ形で貼ってあって、実に野暮ったいです。