北アメリカ星雲や網状星雲を擁するはくちょう座が天頂に昇るようになってきて、いよいよ2月に購入したEF70-200mm F4L USMの出番…というところなのですが、小さな問題が発生しました。
現在、メインの機材はED103S＋60mmガイド鏡の組合せ。EF70-200mm F4L USMを使う場合、ED103Sの代わりにこのレンズを付けたカメラを載せることになるんですが、重量配分が大きく変わるためにマルチプレートに付属のアリガタレールではスライド幅が足りず、赤緯軸周りのバランスが取れないことが判明しました。
もちろん、レールの位置を都度変更すれば済む話ではありますが、いかにも面倒くさい…というわけで、長いレールを別途調達することにしました。
買ったのは☆コスモ工房の「標準幅自在アリガタLL」。長さが300mmあるので、330mmの幅があるマルチプレートのほぼ全域にわたってスライドすることが可能になります。下の写真のように、バランス取りの自由度が格段に増しました。
少し重量が増えますが、レール上部のスペーサーがない分、高さがビクセンのものよりわずかに低く、重心が下がって極軸周りのモーメントはほとんど変わりません。機材構成を頻繁に変える人にはお勧めです。
