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SXP赤道儀の消費電力について

GW後半のこの2日ほど、SXP赤道儀をガッツリ使い込んでみたわけですが、SXD赤道儀と比べてかなり電気を食うような感じがします。

こちらが使用しているのは大自工業のSG-1000という、12V, 7Ahのバッテリーですが、SXD赤道儀を使っていた時には一度もバッテリー切れなど起こさなかったのに、SXP赤道儀に換えてからは2日ともバッテリー切れの憂き目に遭いました。SXDの時に連続稼働時間がどのくらいだったか、きっちり見ていたわけではないので感覚的なものになってしまいますが、カタログでの数値の差以上に電気を食うような印象があります。

例えば、昨夜は23時半ごろに稼働を開始して、バッテリー切れで止まったのが午前3時ごろ。その間、アライメントを含めて自動導入の動作は4回。あとは外部のオートガイダーを用いつつひたすら恒星時駆動をしていただけです。バッテリーは1年半以上使っているものですから多少の劣化はあると考えて、容量6Ahとすると、1時間あたり12V×1.7Aは食っている計算。控えめに見ても、1時間あたり12V×1.5Aといったところではないでしょうか。

だとすると、SG-1000では最善でも4〜5時間しか持たない計算。ライトユースなら問題ないですが、一晩中写真撮影をやろうとかいう使い方だととても足りません。もし導入を考えている方がいれば、このあたりは一考を要するところです。

順当に考えれば、同じ大自工業のSG-3500LEDあたり*1が無難なところなんですが、いかんせん8.3kgと重いのがなぁ…。

*1:実際、望遠鏡専門店で勧められるのはおそらくこのへん。