10月は会社の期末だったので、なにかとバタバタしててこちらもすっかり放置気味でしたが、その間に天文関連のグッズを含めいろいろとお買い物を。
デュアルスピードフォーカサー
望遠鏡に取り付ける、ピントの微動調節装置です。ED103Sの合焦ノブは普通のラックピニオン式ですが、少し回しただけでピント位置が大きく動くのが困りもの。観望用途ならこれでもさして困りませんが(接眼レンズが同一シリーズの場合、一度ピント位置を決めたら動かすことはそうそうないですし)、写真撮影となると星を点像に写すために厳密なピント合わせが要求されるので、標準の合焦ノブではピントの追い込みに難儀することになります。
そこで上記の微動装置を導入することに。たかがダイヤルのくせに2万円近くと、結構かわいくない値段がしますが仕方ありません。そんなに出すくらいなら、と一瞬、電動フォーカサーを自作しようかとも思ったのですが、工作が面倒な上にかえってピント合わせにイライラしそうな気もしたので今回は却下*1。望遠鏡への取付自体は簡単で、ピント合わせも格段に楽になりました(ただし、合焦ノブのトルクは若干大きくなります)。
しかし、これだけ天体写真が身近になっているのですから、ピントの微動ノブくらいは標準でつけておいてほしいところ。どうも、観望が中心だった頃の望遠鏡の設計から抜け出せていないような気がします。そうでなくても、顕微鏡には微動装置がついているのに望遠鏡にない、っておかしくないですか?
ビクセン Or12.5mm Reticle
赤道儀のアライメントや精密な極軸セッティング、拡大撮影時の被写体導入のために購入。暗視野照明付きのアイピースです。たかが照準・ガイド用のくせにオルソスコピックという生意気なヤツ(笑) 家の中を探せば、どこかに昔のガイドアダプター(GA-2)があるはずなのですが、アイピースの規格が24.5mm径の上、現代では完全に絶滅した「水銀電池」が電源というシロモノ*2。しかも、接眼部にフリップミラー装備の今のシステムだと、天頂ハーフミラーが内蔵されたGA-2は合わせづらいので、あきらめて新調することに。
視野内のパターンは写真の通りの簡素なもの。天体を視野中央に導入したりするには十分で便利に使えますが、ガイド目的に使おうとすると、パターンの位置を視野内で動かせないことなどから、ちょっと使いづらいかもしれません。あと、普段使っているNLVシリーズのアイピースとピント位置が違うのも少々面倒。とはいえ、他にこれといった選択肢もないですしねぇ…*3。
イヤホン
これまで2年半以上にわたって愛用してきたKlipschのImage X10ですが、先日、何の前触れもなく突然壊れましたorz 具体的には中域の音が全くでなくなりました。ボーカルつきの曲をかけると、人の声の部分がすっぽり抜け落ちて自動で「カラオケ」状態にw たぶん、バランスドアーマチュア(BA)のドライバが何らかの原因で壊れたんだろうと思います。ケーブルが細く、見た目の作りも華奢なので、壊れるとしたらケーブルの断線だろうと思ってたのですが、まさかドライバ本体が壊れるとは思いませんでした。
「カラオケ専用イヤホン」というのもネタとして面白いことは面白いんですが、さすがに実用には耐えませんので、買い替えることに。装着感や音質を含めImage X10はものすごく気に入っているので、同じのを買い増しすることも考えたのですが、せっかくの機会なので…。何を買ったのかは記事を改めて。