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宇宙の膨張速度を決めるハッブル定数が従来より精確に

http://www.astroarts.co.jp/news/2011/03/15hubble_constant/index-j.shtml
Ia型超新星の明るさを指標に求めたハッブル定数は73.8km/s/Mpcで、誤差3.3%とのこと。これまでは50〜100km/s/Mpcまで様々な値が提唱され、最近でも(70.5±1.3) km/s/Mpcとそれなりの誤差がありました。誤差が出るのは、星の間の距離を正確に測ることが難しいためで、今回の場合は、そこをハッブル宇宙望遠鏡からのデータを用いて綿密にやったということなのでしょう。
今回の値は、斥力を生む暗黒エネルギー(「ダークマター」とは違います)の存在を支持するもの。宇宙の未来の姿を予測する上でも、こうした研究は重要です。