http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000580-yom-soci
警察が使用していたDNA鑑定用キットに、製造段階で従業員のDNAが混入していたとのこと。具体的な製品名は挙げられていませんが、別の記事には「米ライフテクノロジーズ社製」との既述が。ということは、用いられていたのは多分Applied Biosystemsの「AmpFLSTR キット シリーズ」でしょう。
PCR関連のキットで、操作中に他のDNAがコンタミするのは、まぁよくある話ですが、製造段階でっていうのは珍しいような気が。通常のPCRは私も学生時代以降、日常的に使っていますが、製品が最初からコンタミしてたっていうのは経験ありませんね。
幸い、実害はなかったようですが、重要な用途に用いるものでこれは困ります。DNA解析の総本山とも言える会社だけに、品質管理が甘いとは思いたくないですが、今一度チェック体制を確認してほしいところです。
