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ソニー、世界最小のレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5」「NEX-3」

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100511_366237.html
噂の絶えなかったソニーのミラーレス機がついに発表に。以前公開されたモックアップを見たときには「さすがにこのデザインはちょっと…」と思ったけれど、発表されたのを見ると、いかにもソニーらしい先鋭的なデザインでなかなか悪くないですね。あの薄さの本体にチルト式の液晶を仕込んできたのも驚きです。特にNEX-5はソリッドな雰囲気に加え、本体よりも大きなレンズマウントなどはハッタリが効いていていい感じです。レンズに本体がくっついているような外観は、昔のCybershot F505シリーズに通じるものが(^^; まぁ、本体が極端な小型・薄型なので、実際のハンドリング面などは触ってみないとなんともいえませんが。
ストロボは内蔵ではなく、外付けのものを同梱という形に。実際のところ、このサイズのカメラに内蔵されるような小型ストロボは有効な場面が限られますので、この選択は頷けます。惜しむらくは、せっかくヒンジで可動なのに、バウンス撮影に対応しない点でしょうか。もうあと数十度上向いてくれるだけで、表現力に雲泥の差が出てきそうなんだけどなぁ…( ̄w ̄;ゞ
レンズは「E 16mm F2.8」と「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」が同時発売、今秋には高倍率ズームの「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」が予定されています。本体小型化の恩恵を一番受けられるのは、もちろんパンケーキ型の「E 16mm F2.8」ですが、35mm版換算24mmっていうのは、1本目の単焦点レンズとしてはさすがに少々画角が広すぎのような気が。おそらくは、18mmという極端に短いフランジバックと、先にパンケーキ型ありきという制約の元でレンズ設計がなされた結果だとは思いますが、スナップカメラとして考えるなら、28〜35mm相当くらいの方が使いやすかったように思います。
価格はAPS-Cのレンズ交換型カメラとして考えると、かなり戦略的な値付け。こちらには早速NEX-5の実写画像が載っていますが、センサーサイズを生かして高感度での画質もなかなか優秀なようですし、m3/4陣営はうかうかしていられませんね。ソニー側のレンズ資産がそろってこないうちに、なんらかの手を打っておきたいところでしょう。