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韓国から戻りました

金曜の夜遅く、韓国から帰国しました。今回は、父親の仕事がらみの接待旅行の「おまけ」という形でくっついていったのですが、なかなか楽しい旅行でした。

初日

15時35分羽田発の飛行機で、夕方に金浦空港着。そのまま宿泊先のロッテホテルソウルへ。そこで父親の仕事上の知り合いで韓国人のYさん(日本語ペラペラ)と合流し、彼の案内で明洞にある「進士宅」というお店で夕食を取ることに。

この店、韓定食(韓国のいわゆる宮廷料理)の有名なお店なのですが、店の造り自体凝っていて、ビルの中にさらに建物があるような構造。こういう雰囲気のいい場所で頂いた韓定食、味ももちろん、料理の種類も目移りするほど多く、舌にも目にも大変おいしゅうございました(^^)

2日目

この日は、Yさんと同じく父親の知り合いであるKさん(こちらも日本語ペラペラ)が案内役に。

Kさんがサムスン関連の会社にお勤めということもあって、午前中はサムスン美術館“Leeum”を観覧。美術館自体、久しく行っていなかったので楽しめました。特に青磁は見事でしたねぇ。
昼食は美術館のすぐそばにあるカルグクス(韓国式うどん)の店へ。饅頭(マンドゥ。餃子のようなもの)入りのカルグクスはボリュームたっぷりで、大変おいしかったのですが…地元密着のお店らしく、メニューはハングルだけ、店員は日本語がまったく通じないという状態でしたので、Kさんがいなかったら怖くてとても入れませんでしたね(^^;
午後はKさんの車でソウル中心部に戻り、景福宮キョンボックン)へ。


日本の建物ではあまり見られない、極彩色の色使いが印象的です。それと、町の中心部にこれだけの広々としたスペースが残されているというのがいいですね。

今にも宮廷服を着た人が出てきそうです(^^;

一連の建物群を抜けると、裏手に特徴的な姿を見せる北岳山が。

ちょうど夕暮れ時で、荘厳な雰囲気でした。

こちらは慶会楼。王と臣下が集まって宴を催したり、景福宮にやってくる使臣たちを応待した場所だとか。
景福宮を見た後は、再びKさんの車に乗って、ちょうど景福宮の裏手に見えていた北岳山の上へ。

頂上にある展望レストラン北岳八角亭の展望台からは、ソウル市内が一望できます。南山にあるNソウルタワーに比べると知名度は低いですが、地元では結構有名なデートスポットだそうです(^^;


下山して夕食後、ホテルに戻り、近くの清渓川(チョンゲチョン)界隈を散策。この清渓川、以前は暗渠化されて、その上を高架道路が走っていたとのことですが、今ではすっかり整備され、きれいで開放的な街並みに。こういうのを見ると、小泉元首相の言っていた首都高移設&日本橋川再生のプランも分かるような気がします。もっとも「そんな金があれば」の話ですけどね( ̄w ̄;ゞ

3日目

3日目は初日にお世話になったYさんの案内で、午前中、仁寺洞(インサドン)を散策。屋台を冷やかしたり、お土産を買ったりした後は、アートな雰囲気のショッピングモール「サムジキル」の地下にあるピビンバの名店「古宮」で昼食となりました。Yさんにはさかんにマッコリを勧められましたが、いや、昼間からさすがにそれはちょっと…(^^;
昼食後、明洞に戻って一旦Yさんと別れ、人気のパフォーマンス・ショー「NANTA」を観劇。客席をも巻き込んだコミカルな演技&パフォーマンスは圧巻の一言です。これは世界中で人気が出るのも分かります(^^)

NANTA終了後、再びYさんと合流し、世界遺産にも指定されている昌徳宮(チャンドックン)へ。ここは本来、自然と建物保存のため、決まった時間だけガイドによる案内でのみ観覧できることになってるんですが、行った日はちょうど木曜日で自由観覧可能な日。園内を時間の限り、思う存分自由に歩き回ることができました。

手前に写っている橋は1411年に造られた、現在ソウルに残っている最古の石橋なのだとか。

重要な国家的儀式を行っていたという仁政殿(インジョンジョン)。

ちょうど紅葉が始まっていて、いい雰囲気です。

園内を歩いていると、往時の服装をした一団が。

王位継承教育の儀式を再現したアトラクションでした。当時の王様も勉強でなかなか大変だったようです(^^;

愛蓮池(エリョンチ)のほとりにたたずむ愛蓮亭(エリョンジョン)。

週に1度の自由観覧日ということもあってか、演慶堂(ヨンギョンダン)にはにわかカメラマンが大勢(^^;

芙蓉池(プヨンチ)を見下ろすように建つ宙合楼(チュハムヌ)。1776年に建てられた2階建ての楼閣で、いわば宮中図書館だったそうです。


1847年に後宮の処所として建てられたという楽善斎(ナクソンジェ)。他の建物とはまた違ったたたずまいです。
昌徳宮観覧後は、コリアハウスに移動し、夕食&伝統公演の観劇。なるほど、NANTAの動きの元ネタはこれだったのかと納得です(^^;

4日目

最終日は午前中、免税店で買い物。午後からは三たびYさんの案内で、南大門市場へ。

凄まじい賑わい&店の数です。道路にもいたるところに露店が。雨が降ってきたときとか、どうするんでしょう?(^^;
この市場、眼鏡店が多くて安いことでも有名で、今回、私も20000点以上のメガネがそろっているという有名店「名家眼鏡百貨店」で眼鏡を新調してしまいました。今までかけていたメガネ、前々から度がちょっとあっていない感じがしていたので…。
私のメガネは強度の遠視+乱視という、割と珍しいもので、店員も「うぅ〜ん」とうなってしまうようなシロモノだったのですが、幸いレンズの在庫があったようで、注文してから20分ほどで完成。値段は17万ウォンのところをまけてもらって、15万ウォン(日本円で11500円くらい)でした。これでもかなり高価な方。今までかけていたメガネは、日本で作ったときレンズだけで2万円くらいしましたので、それと比べたら破格の安さです。
結局、母の老眼鏡や妹の近視用メガネなど、ここで上のも含め計6本もメガネを買ってしまいました(^^; それでも全部あわせて55万ウォン(日本円で42000円くらい)ですから、日本で買うのがバカらしくなってしまいます。
買い物終了後、Yさんと別れ、帰国の途に。常に日本語が堪能な地元の方と一緒だったので、外国に来た実感が乏しいのが難といえば難でしたが(笑)、短期間だった割にはかなり効率よくソウルの街を回れたのではないかと思います。惜しむらくは、同行した母親が「鶏肉・ニンニク嫌い」という、およそ韓国に向かない食性の持ち主だったせいで、夕食がもっぱら韓定食ばかりになってしまった点。次に行くときは、本場の焼肉や参鶏湯を満喫したいものです(^^;