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自然分補給

というわけで日曜日、この三脚をもって早速、いつもの新治市民の森へ。

コースに入って早々、キタテハがお出迎え。こいつを見ると、冬がもう間近という感じがします。

目の前を赤いトンボがスーッと横切っていきました。縮小したこの写真だと分かりませんが、鼻先に黒い斑点があるのでマユタテアカネですね。

これは立派なジョロウグモ。林の周辺にはいたるところにコガネグモジョロウグモの巣が。遠目で見ている分には日の光をキラキラ反射してきれいなんですが、油断してると体中クモの巣だらけになるので注意です(^^;

ノハラアザミの蜜を吸うチャバネセセリ。セセリチョウの仲間は、色合いが地味な上胴体が太く、複眼も大きいので、ガに間違われることもしばしば。かわいそうな気もするけど…しょうがないよなぁ、こいつは(^^;

同じくアザミにやってきたツマグロヒョウモンのメス。元々南方系の蝶ですが、ヒートアイランド現象&パンジービオラなどスミレ科の食草が豊富ということで、首都圏でもすっかり普通の蝶になりましたね。アザミには他にもオオスカシバっぽいのも来てましたが、こちらは飛ぶのが速すぎて、今回はカメラに収めるのはムリでした(^^;

ちなみにオオスカシバっていうのは↑こんなヤツ。これは以前、ウチの玄関先の花に寄ってきた個体ですが、これでも一応ガの仲間。羽が透明な上に黄色っぽい体色、おまけにブンブンいって飛び回るので、ハチに間違われるのがお約束だったりします。

道端でハラビロカマキリと目が合いました。「カマキリですが何か?」

昆虫は動き回るので、三脚使うのはさすがに厳しいですが、相手が植物となれば話は別。こちらは、畑の脇のヤブの中でひっそり咲いていたカントウヨメナ。ちょうど露が降りていて、実にいい感じに。三脚を使うと構図や露出に集中できるので、実に快適ですね。改めて実感。

あちこちで、木々の実が赤く色づいてました…が、残念ながら「守備範囲外」で名前の見当が皆目つかず。植物図鑑も買わないとダメかなぁ…( ̄w ̄;ゞ

鳥の方は、モズやカケスなど、いかにも秋といった感じの顔ぶれ。久しぶりにカワセミも見られました。あと、地面に落ちたドングリなどを食べていたのか、コジュケイがやたらうるさかったのが印象的(笑)。そうそう、ヤブの中のウグイスも珍しく姿を見ることができました。他にはキビタキっぽい声も聞こえたのだけど、彼らが渡ってくる新緑のころと違って、木々の葉っぱがうっそうと茂ってますので、姿の確認には至らず。しばらく見ていないので、会いたかったところだったんですが…。

ともあれ、なかなか楽しいひと時でした。