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Image X10 その後


1月末にKlipschのカナル型イヤホン「Image X10」を購入してから丸々1ヵ月半立ちますが、これまでの使用感などを簡単に。実のところ、会社の行き帰りには弁理士の通信教育講座の授業をICレコーダーで聞いていることが多く、ここ最近はiPod nano+Image X10の出番はそれほど多くなかったりするんですが…(^^;

風切り音・タッチノイズ


カナル型イヤホンを使うとき、耳元で感じることがある風切り音ですが、Image X10の場合、細長い形状の本体と薄手のイヤーピースのせいか、ちょっと風が吹いたり歩いたりしただけでもピューピューとかなり派手に鳴ります。音楽が流れ出してしまえばまったく気にならない程度のものですが、つけた瞬間はちょっとびっくりするかもしれません(^^;
ケーブルのタッチノイズについては、購入前の視聴の際にも感じましたが相当に大きいです。これも音楽に集中してしまえば、相対的に気にはならなくなってきますが、耳障りなのは確か。ケーブルの途中をクリップのようなもので留めたり、服の合わせ目などを利用してケーブルがブラブラ遊ばないようにすれば多少軽減されます。

遮音性

ほぼ「耳栓」ともいえるShureあたりのイヤホンほどの遮音性はありませんが、普段使いには必要十分。特にダブルフランジのイヤホンは遮音性が高く、電車の中などでも快適に音楽を楽しめます。その一方で、注意を向ければ車内アナウンスなども十分聞こえますので、総合的な使い勝手はよい方かと。ただ、道路を歩いているときなどに使うと、後ろから来る自転車や自動車の音もほとんど聞こえませんので非常に危険。上記のように風切り音やタッチノイズも大きいので、道路を歩くときには使わないほうが吉でしょう。

装着感

本体が軽いので総じて疲れにくいですが、本体を耳の奥まで押し込むこともあって、あまりに長時間装着していると耳の中が痛くなってくることも。このあたりは慣れの問題も大きそうですが、まぁ、耳の健康のためにも極端に長時間の装着はやめておいたほうが無難でしょう。

音量の取りやすさ

上でも書いたように遮音性がそこそこ高いので、あまり音量を上げなくても十分に楽しめます。私の場合、以前パナソニックの「RP-HJE70」を使っていた頃に比べて、iPod nanoの音量目盛が平均して2〜3割下がりました。音量を上げる場合でも、フルボリュームの5〜6割で普通は十分な音量が取れると思います。

イヤホンの作りなど

ケーブルは細めですが、見かけほどには絡まりにくいです。これはスマートなイヤホンのハウジングが貢献しています。一方、モノとしての強度に関しては、やや不安が。基本的に作りが繊細な感じですので、あまり手荒には扱わないほうがよさそうです。まぁ、3万円以上するイヤホンを手荒に扱う人もいないとは思いますが…(^^;

…と、印象としてはおおむねこんな感じ。音質に関してはソースを選ばずバランスの良い音を鳴らしてくれますし、満足してます。断線させないよう、大切に使っていきませんと…。