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グーグル、人工衛星「GeoEye-1」の画像を購入へ--「Google Maps」が高解像度化

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20379601,00.htm
「GeoEye-1」は、423マイル(681km)上空の軌道上にいながら41cmの解像度で画像を撮影できるとのこと。国防上の問題もあってか、Googleに提供される画像は50cmの解像度のものになるようですが、それでもかなりのもの。いまや、民生用の衛星でもこのくらいの能力を持っているわけですね。*1
しかし…Google Earthがこれで高解像度化するとしても、それによるGoogle側のメリットがよく分からないですね。解像度という量的な変化はあるものの、これまでのサービスと質的に変わらない以上、リターンが大きく増えるとは考えづらいですし…。相当な金額を払って画像を購入するはずですが、それに見合うものをGoogleにもたらすかどうかは、やや「?」です。どうもGoogleは最近こういうのが多いですね。投資が明確なリターンを生み出していないという…。まぁ、利用する側としては面白いのでいいのですけど(ぉ

*1:ちなみに、巨額の費用をかけて打ち上げ・運用が行われている日本の情報収集衛星は、光学解像度が1〜5m程度、次号機でも60cm程度で、およそ比べ物にならず。まぁ、画像解析のノウハウ等もあるので必ずしも解像度=情報収集能力ではないですし(とはいえ、衛星の数も足りなきゃノウハウもないという話もありますが)、自前で運用できる衛星があること自体、価値があるともいえますが…