ウィルコム、世界初のVista/Centrino Atom搭載通信端末「WILLCOM D4」

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0414/willcom.htm
以前から話題になっていたウィルコムのCentrino Atom端末がついに発表に。問題の価格は128600円、「W-VALUE SELECT」プランを利用すると実質価格は90200円とのこと。ノートPCとして見れば安いですが、PHS端末として見るとかなりの高額商品。EeePCのように低価格のUMPCも登場していますし、この価格をどう捉えるかで売れ行きがかなり左右されそうです。
スペック面から見ると、OSにVistaを採用したというのがかなりのチャレンジ。メモリは1GB固定ですし、描画能力もお世辞にも高いとは思えませんので、これでどの程度のパフォーマンスが出るか要注目ですね。あとはバッテリーの持ち。本体が小さいのでバッテリー容量も小さいはずですが、Atomの採用でどの程度粘れるか…。ストレージがSSDではなくHDDですし、電力を消費するのはCPUだけではないですから、あまり過度の期待は禁物かと。

追記

「4Gamer.net」のこちらの記事によれば、「一応」Aeroは動くみたいですね。「PC Watch」のこちらの記事によれば、WILLCOM D4に搭載されているSystem Controller Hub(SCH)「US15W」（コードネーム「Polusbo」）に内蔵されているGPU「GMA500」は2パイプのユニファイドシェーダーを持ち、DirectX9をサポートするようなので、機能的には確かにAeroが動くのでしょう。ただし、Aeroでは動作が相当に重く、あまり実用的ではなさそうです。しかしそうなると、無理にVistaにせずにXPにしておいた方がよかったような気が…(￣ｗ￣;ゞ