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お返事

「ネットユーザ=オタク=ロリコン」という解釈をされかねない(今後ダウンロード違法化みたいなのに反対を表明したとしても「あいつらロリコンだから…」とか「P2Pはやっぱり児童ポルノの温床として…」という目で見られそう),行動をしてしまって良かったんだろうか?

すでに「オタク=ロリコン=犯罪者予備軍」という図式が提唱者の側にできあがっているからこそ、こういう違法化云々という話が出てくるわけで、行動しなかったとしても状況は変わらない…というか、行動をしなければ反対意見がないことを追い風に、むしろ話題になることもなく粛々と規制が強化されるだけかと。行動によって多少なりとも波風が立って、1人でも多くの人が考えるきっかけができれば上出来かと思います*1
ところで誤解があるといけないんですが、今回の「児童ポルノ単純所持&準児童ポルノの違法化」の問題点は、決してオタクやロリコンがどうこうという狭い話ではなく、解釈しだいで誰もが犯罪者となりうるという危険性にあります。また、国家権力による規制に安易に頼る傾向も気になりますね。国家権力はある意味、最大の暴力装置でもあるわけですから、本来、適用には細心の注意がなされてしかるべきなんですが…
それから、引用先の記事中に「目立たぬように空気を読みつつかわすことだって大事」という一文がありますが、これの行き過ぎた結果が戦前の体制だったわけですから、せいぜい気をつけたほうがよいですね。

*1:いわゆる「正義(と信じられているもの)」の前ではつい無条件で思考停止に陥りがちなので、「考えるきっかけ」を作る作業は、大変ですがかなり重要です。