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MSの買収提案をYahoo!が拒否

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/12/news013.html
正式に買収提案を拒否したわけですが、問題は次の一手Yahoo!にとってもMSにとってもなかなか難しいことになりそうです。
まずYahoo!の方ですが、買収提案を撥ね付けた以上、株主を納得させられるだけの企業価値の向上が求められます。1株40ドル以上でなければ買収には応じられないという結論だったようですが、Yahoo!の株が40ドル以上の値をつけたのは2年以上前のこと。それ以降はずっと低落傾向が続いていたわけで、この現状をひっくり返すとなるとかなり大変なはずです。逆説的ですが、たぶんYahoo!単独ではとても不可能。どこかと提携もしくは合併せざるをえないのじゃないかと思います。噂ではGoogleやAOLの名前が出たり消えたりしていますが…。
一方のMSの方は、買収を諦めないようですが、こちらはこちらで難題。今の条件+αくらいで敵対的TOBを仕掛ける手もありますが、これをやると相手の猛反発を招いて技術者の流出などにつながるのは必至でしょう。まぁ、それでもYahoo!のブランドを手に入れることができるわけですからOKという見方はできますが…あまりゴタゴタするとブランドの価値自体を毀損する結果にもなりかねません。一方、Yahoo!の言い分どおり1株40ドル以上に条件を引き上げた場合、さらに130億ドル近く上積みしなければならず、結構高い買い物に。MSにとって出せない額ではないでしょうけど、費用対効果でいくとどうでしょうか?MSの株主の反応も気になるところですし。
いずれにしても長期戦覚悟ですね、これは。