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「オン・オフだけのフィルタリングは無益」施策の再検討を求める声も

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/30/18279.html
ネットがらみで色々と事件が起きているのは確かだけど、だからといって安易にフィルタリングに頼るのは、文字通り「臭いものにフタ」といった感じで、どうも生理的に気持ち悪いんですよね*1。ヤフーの別所氏の「『使えない』フィルタリングは、使われないことを期待しているのと同じ」、「子供を『無菌室』に閉じこめるための『隔離の手段』ではなく、子供の成長過程で必要に応じたフィルタリングがかけられる有益なツールこそが必要」という主張には、まったく同感です。さらに言えば、ネット上でトラブルに巻き込まれるといっても、実際の被害はあくまでも実生活上で起きるわけで。親や周囲の大人が子供をしっかり見守ってあげていれば防げるはずのものも少なくないはずですが…。
しかも、過剰なフィルタリングは新しいビジネスの芽を摘むことにもなるわけで、産業育成の観点から見ても問題は大きいかと。こういう重大事が、まっとうな手続きを踏むことなしに大臣の一存でポンと出てきてしまうこと自体、驚きですな。まったくこの国は…( ̄_ ̄;ゞ

*1:しかも、ドコモなどのホワイトリスト方式のフィルタリングは、ユーザーの囲い込み狙いの臭いがプンプンします。