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ゾンビマシンの憂鬱

ゾンビマシンといっても、ボットの傀儡になっているPCのことではなくて、ほぼ完全休眠状態になっている先々代のメインマシンのこと。ここで書いたように、1997年に購入したものを部分的にアップグレードしたものですが、調子が若干悪くなってきていたこともあり、2002年1月に先代のマシンにメインの座を譲り、退役しています。当時すでにゴミ同然のパーツ構成*1でしたから、売るにも売れず、今まで部屋の片隅を無為に占拠していました。
が、最近デジタル一眼や双眼鏡など、高価な光学機器が増えてきたことなどから、防湿庫を導入しようかと思っていて、それを設置するための場所を確保するため、このPCを処分しようと考えました。で、処分前に、念のためにと思ってホコリを払って数年ぶりに電源を入れてみると…

ものすごく健康に動いてます orz(写真中央下)
OSがWindows98で軽いということもあるのでしょうけど、今のメインマシンと遜色ない程度に動いてくれてます。少なくとも、数年間OSの再インストールをしていない先代メインマシン(AthlonXP 1800+, メモリ512MB, WindowsXP)よりは快適な感じです。
しかし…ここまで完璧に動いてしまうと、新しいPCとOSの価値ってなんだろうと思わずにいられませんね。もちろん、Windows2000以降のOSの方が安定性ははるかに上ですし、古いOSではセキュリティが確保できませんから、その意味で新しいのが必要というのは分かるんですが、それ以外の点では大きな不都合は感じません*2。しかも、10年あまりたっても、ハードウェア的にハッキリと壊れた部分はないわけですから、先述の安定性やセキュリティの面を除けば、このマシンでもまったく問題ないわけです。むしろ、日常的な作業に使うだけなら、システムが軽いこちらの方がかえって好都合かもしれません。それなのに処分せざるをえない…。理不尽な感じは否めませんね。
とはいえ、現実問題として使い道がないのもまた事実。サーバ代わりにといっても、今さら20GB程度のHDDを共有させても仕方がないですし、そのためだけにIDEのHDDを買って増設するのもアホらしい。なにより邪魔です。やっぱりバラバラにして燃えないごみ&粗大ゴミかなぁ( ̄▽ ̄;ゞ(ぉぃ

*1:CPUがMendocinoコアのCeleron533MHz、マザーが440LXチップセットを採用したASUSのP2L97というものですから、ゴミっぷりが分かろうというものです。光学ドライブに至っちゃあ、倍速CD-Rなんてものがついてるし(^^;

*2:結局、PCの世界、この10年で「量的変化」はあったけど「質的変化」は大してなかったということなのでしょう。