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ペンタックスとHOYAの合併に考える――対等なM&Aへのこだわりは通用するのか

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0704/12/news028.html
外から経済指標などを元に見れば、ペンタックスHOYAによる買収を否定するのはナンセンスということになるんですが、買収される側の中の人にとっては、そうそう割り切れるもんじゃありません。人事面を含め、様々な部分で不利益をこうむりかねませんし、ましてや「釣った or すぐ釣る予定の魚に餌はいらない」とばかりに、事業の切り売りを事前にちらつかされたのでは不信感が高まるのも仕方がないかと。そして、会社っていうのはそういう「中の人」によって成り立っているものですから、HOYAが下手に強行策に出れば、社員の士気の低下や流出なんていう事態すら招きかねません。ポストの機械的な均等配分などの悪平等は排するべきだとは思いますが、買収される側に対しては多少の配慮はしてほしいものです*1

*1:感傷といってしまえばそれまでですけど、自分のいた会社が買収された経験を持つ身としては、そうそうドライには割り切れませんな。いや、直接・間接にかなりアレな目にも遭うのよ、実際…orz