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ペンタックス、HOYAとの合併中止へ

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2007/04/09/6024.html
先週末あたりから新聞上で経営統合不調のニュースが流れていましたが、この様子だとどうも本当にご破算になりそうですね。なんといっても、あの段階でHOYAのCEOがカメラ事業売却の可能性を言及しちゃったのはマズかったですな。ペンタックス側が反発するのも当然でしょう。
HOYAは株式の交換比率にプレミアムを上乗せするため、統合手法にTOBの選択肢も加えたようですが、これだとペンタックスが一方的に買収されるような形になり、、実態としてもおそらくHOYAの支配色が強まるでしょう。ペンタックスの会社業績は決して悪くはないですし、デジカメ部門の売上も上昇基調*1ですから、なんで買収されたり事業売却したりしなければならないのかと、態度を硬化させるのももっともかと。一応、HOYAには敵対的TOBを仕掛ける選択肢も残ってはいますが、泥沼化必至ですし、そこまでやるかどうか…。あまり強硬な手を使うと、肝心の技術者が社外に流出してしまいかねませんし( ̄w ̄;ゞ

*1:少なくとも2006年4月〜12月の9カ月間の業績ではむしろ、ライフケア部門の不振をイメージング部門の好調が救っている形ですので、これだけを見れば事業の切り売りが得策とはあまり思えません。もちろん、HOYAの欲しいのがライフケア部門やオプティカルコンポーネント部門だけであれば、業績好調で高く売れそうな今のうちにイメージング部門を売っちゃうという選択肢はあるとは思いますけど。