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コンピューターを無条件に信じる怖さ

http://blog.nikkeibp.co.jp/pconline/edu/2006/07/kanemune9.html
この記事で挙げられている例とはちょっとニュアンスが違いますけど、身の回りにも、ソフトの出した結果を無条件に信じちゃう人、少なからずいるんですよね。
例えば、ある測定データの相関を見るときに、何とかの一つ覚えで、直線でフィッティングしてしまって傾きや相関係数をはじき出してしまう。が、生データをよく見ると、直線どころか、明らかに上に凸だったり下に凸だったりするんですな。
あと、よくあるのはExcel標準偏差を出すときに使う関数を間違えている例。標準偏差を算出する関数、複数種類あるんですが、ケースによって使い分けが必要。選択を誤ると不適切な答えが出てきてしまいます。
ソフトは値を代入すれば、どんな値であろうと計算式にしたがって答えを出しちゃいますから、適用する計算式がそれでいいのか、使う側が考えなければいけないんですが…。データ処理のプロセスがどんどんブラックボックス化してきているんで、慎重に行かないといけませんな。