http://www.astroarts.co.jp/news/2006/03/01mega_systems/index-j.shtml
超巨星の周りにチリの円盤が発見されたという話。普通、こうしたチリは徐々に集まって、太陽系のような惑星系を作ると考えられているのですが、今回発見されたような巨大な恒星の周りでは、光の圧力や恒星風が強く、こうしたチリはなぎ払われてしまうと思われていました。これが覆ったわけで、惑星系というのは案外どんな恒星の周りにも形成されうるのかもしれません。
ただ、この円盤がちゃんとした惑星に育ったり、惑星に生命が生まれたりするかどうかは別問題。記事にもありますが、質量の大きい星は激しく核融合反応を起こすため、早々に燃え尽きてしまうのです。この星の場合、おそらく余命は数百万年。もし既に惑星が形成されていたとしても、例えば地球では最初の生命が生まれるまで7億年近くかかっているわけで…。ここの惑星は、私たちの太陽系とはかなり違った一生を送ることになりそうです。
