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皆既中の明るさについて

今回の皆既月食ですが、Twitter上などを見てみると、皆既中の月の明るさが暗かったと感じた人が多かったようです。実際、自分も肉眼で見上げてみると、過去の月食に比べてやや暗いような印象を受けました。 皆既中の月の色を評価する基準としては、フランス…

皆既月食&天王星食

8日は事実上今年最大のイベント、皆既月食&天王星食の日でした。幸い、晴れた地方も多く、楽しまれた方も多かったようです。 こちらもこの日は、台車に機材を満載して3kmちょっと先の河川敷へ。持って行った機材は以下の通り。 ・ビクセン ED103S+Canon EO…

月食に向けて

8日はいよいよ皆既月食&天王星食。幸い、天気もよさそうで、絶好の観望日和になりそうです。 というわけで、メインになる予定の機材を仮組してみました。 メイン鏡筒にED103S+SDフラットナーHD、サブ鏡筒にMAK127SPを同架しています。鏡筒&カメラ自体の重…

ASI2600MC Pro保護ウィンドウ交換

普段メインで使っている冷却CMOSカメラASI2600MC Pro。性能含めおおむね満足なのですが、1つだけ不満がありました。それは、センサーの手前にある保護ウィンドウがUV-IRカットフィルターになっていること。これがあるため、このカメラでは赤外線撮影が不可能…

晴れの週末二連荘 2日目~秋の系外銀河

先日のエントリーからちょっと間が空きましたが、9/30夜の惑星状星雲撮影に引き続き、10/1夜はいつもの公園に出撃してきました。 この日は前日に引き続き、EdgeHD800を使用。秋の小さな系外銀河を狙う予定です。系外銀河を狙うということで、光害カット効果…

惑星状星雲の大きさ比べ

昨日のエントリーで「NGC7027がちっちゃい」という話をしました。 hpn.hatenablog.com とはいえ、じゃあ実際のところどのくらいの大きさなのか、というのは、数字だけではなかなか実感がわきにくいと思います。そこで、過去に撮影した写真の縮尺を合わせ、1…

晴れの週末二連荘 1日目~惑星状星雲祭り

去る9/26、久々に「星欲」を満足させたのですが、WindyやSCWによれば9/30~10/2にかけても晴れの予報。これまでが我慢のし通しだったので、またぞろ機材を引っ張り出すことにしました。 とはいえ、2夜連続で出撃するのはさすがに体力的にきついものがありま…

久々の撮影

大体全国的にそうだったと思うのですが、この夏は天候がとにかく不安定でした。たまに晴れたとしても、いつ雷雨が襲ってくるか分からない状態で、とても落ち着いて天体撮影をできる状況ではありません。 記録を見返して見ると、最後の撮影は2ヶ月前の7月30日…

ヘッドランプ新調

普段、天体観測の際に明かりとして使用しているのはEnergizerのHDL-3LED-JNというモデルです。価格が比較的安かった上、スイッチがスライド式で、一発で赤ランプが点灯できるのが便利で愛用していました。 しかし、長年使っているとヘッドランプのゴムがどう…

【追記あり】ひまわり8号からの画像

先日、こんなツイートを見かけました。 今日の11時。Yahooの衛星画像(左)とSCWの観測画像がなんでこんなに違うのだろう。。 pic.twitter.com/v30nYYtQFd— 黒・天リフ (@black_tenref) August 12, 2022 この両者の違いですが、簡単に言ってしまえば「利用し…

気まぐれな夏空

前回の新月期は、異例の早さの梅雨明け直後でよく晴れたのですが、その後は戻り梅雨。しかし、今月の新月期は「第二の梅雨明け」といった雰囲気で、これまたよく晴れました。 特に昨日の昼間は、水蒸気が多い白っぽい空ではなく、文字通りの青空!この天気が…

MAK127SPの写真適性

金曜夜、曇りがちだったWindy(ECMWF)の予測に反して良く晴れたので、以前から試してみたいと思っていた計画を発動しました。その計画というのは、Sky-Watcherの比較的安価なマクストフカセグレン「MAK127SP」で惑星状星雲を狙うことです。 MAK127SPは口径1…

お買い物♪

先週、とある物品を購入しました。SIGHTRONの「StellaScan 2x40 Mono」です。以前から買おうかどうしようか迷っていたのですが、サマーセールで安くなっていたのでつい(^^; 俗に「星座双眼鏡(単眼鏡)」などと言われている類の製品で、広視野・超低倍率なの…

自宅付近のSQM値を測ってみた

先日、だいこもん (id:snct-astro)氏が普通のCMOSカメラを用いてSQM値を取得する方法を紹介されていました。 snct-astro.hatenadiary.jp SQMというのはUnihedron社製の測光装置「Sky Quality Meter」のことで、夜空の明るさを「1平方秒あたりの等級」で表示…

梅雨明け!

東京は6月6日に梅雨入りして「この先1月半は休業状態だな……」と思っていたのですが、なんとわずか20日後の6月26日に梅雨明け発表。しかもこれ、曜日の関係で発表が26日になっただけで、実質的には24日には明けていたのではないかと思われます。 そしてそれ以…

都心から「カラフルタウン」を撮ってみた……かった

東京都心から天の川を撮影した5月3日の夜、もうひとつの「無理・無茶・無謀」を実行していました。 hpn.hatenablog.com アンタレス周辺の俗に言う「カラフルタウン」の撮影です。 アンタレス周辺は星間物質が豊富で、散光星雲や反射星雲、暗黒星雲が入り乱れ…

GWは「がんばるウィーク」

5月3日の夜は一晩中快晴の予報。月齢も三日月で理想的でしたので出撃することにしました。ここで、普段ならいつもの公園に……というところなのですが、連休につき後のダメージの心配の必要がないということで、少し遠出をしてみることにしました。 「重いコン…

リベンジ!回転花火銀河(5年ぶり2回目)

前エントリでも触れましたが、先の金曜日、月没を待っていつもの公園に出撃してきました。 本来なら「春の銀河祭り」後半ということで、おとめ座~かみのけ座方面の系外銀河などを長焦点鏡で狙うところですが、今回はおおぐま座の「回転花火銀河」ことM101を…

久々の月面モザイク

金曜、土曜は月齢がやや大きかったものの、よく晴れたので連続出撃してきました。金曜は月没を待って系外銀河を撮ったのですが、こちらは未処理なので後回しにするとして。 土曜は久しぶりに月面を狙いました。というのも、先日Topaz LabsのSharpen AIの検証…

「春の銀河祭り」と、光害と、LED照明

先週末、一晩中晴れ間が広がるという予報だったので、宵のうちからいつもの公園に出撃してきました。 もっともWindyの予想を見ると、晴れではあるものの、特に夜半前は5m/s以上の風が吹きそうだったので長焦点鏡の運用は難しそう。可能なら系外銀河のクロー…

Image Composite Editorの入手先

前回、月面写真へのSharpen AIの適用可否についてあれこれ検証しましたが、この時に使った月面写真は、月面全体をモザイク合成で捉えるために撮影したものでした。 ちなみに、最終的に仕上げたものはこちら。Sharpen AIの検証やって疲れたので、検証に使った…

Topaz Sharpen AIの検証【追記あり】

先日の多摩川河川敷散歩で一番衝撃を受けたのが、実はTopaz Sharpen AIの超威力です。 Topaz Sharpen AIは、みなさんお馴染みのノイズ除去ソフト「Topaz DeNoise AI」と同じTopaz Labsが販売している画像先鋭化ソフトで、ブレやピンボケをAIの力で高度に補正…

自然分補給

コロナ禍のおかげで遠出するのもはばかられる現状ですが、逆に「近場なら問題あるまい」というわけで、先日、双眼鏡とカメラ片手に比較的近所の多摩川河川敷に「塩分」ならぬ「自然分」を補給に出かけてきました。 まぁ、「片手に」と言う割に装備はガチ目。…

川の流れのように

月曜夜、本来なら平日ですが、新月期&風の穏やかな快晴ということもあり、いつもの公園に出撃してきました。 夜半前まではBORG55FLで「かもめ星雲」ことIC2177を撮影していたのですが、その話は後日するとして……この日のメインはもう1つ。昨年末、惨多苦老…

久々に他人の画像を処理してみる

Twitterで以前から相互フォローさせていただいているMasa'sAstroPhotographyさん(@MasaAstroPhoto)が、以下のようなツイートを先の連休中にされていました。【ゆる募】昨年撮りためた大量の北アメリカ星雲のデータを処理して下さる方を募集します。Google…

新年初撮り

みなさま、遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 さて、この年末年始は月の巡りがちょうどよく「撮影三昧だー!!」と思っていたのですが、年賀状に年越しそば、おせちと準備がなかなか忙しく、案外撮影時間を捻…

2021年の振り返り

早いもので、今年ももうあとわずか。年々、年末という感慨が薄れている気がするのですが、これも歳のせいでしょうか……(^^; ともあれ、今年も色々ありました。軽く振り返ってみましょう。 今年はあまり機材には投資せず、手持ちのもので色々と撮り方をチャレ…

近赤外で撮りたかっただけなんだ

※以下の小話はフィクションです。実在の人物や団体、物品、また実際に起こった出来事とは一切関係ありません……関係ないはず……ないといいなぁ。 クリスマスイブの深夜、俺は自室でひとり、パソコンの画面と向かい合っていた。ZWOが新型赤道儀を発表したのだ。…

AM5赤道儀発表

天体用CMOSカメラから始まって、年々様々な天文機器に手を広げてきたZWOですが、ここにきてついにというかなんというか、まさかの赤道儀を出してきました。 astronomy-imaging-camera.com ウェイトのない特徴的な姿を見て分かる通り、最近採用例の増えてきた…

都心からの「淡いの」チャレンジ

さて、先日レナード彗星を撮影した夜、明け方まで何をやっていたかの話です。 hpn.hatenablog.com 3日金曜の夜は、新月期かつ貴重な週末の晴れ間ということで、天文薄明終了を狙って出撃しました。この時期は18時ごろには天文薄明が終了し、そのあと5時ごろ…